サーマン・トーマス

サーマン・トーマス

Thurman Thomas
基本情報
ポジション	ランニングバック
生年月日	(1966-05-16) 1966年5月16日（58歳）
出身地	アメリカ合衆国 テキサス州ヒューストン
身長:	5' 10" ＝約177.8cm
体重:	200 lb ＝約90.7kg
経歴
大学	オクラホマ州立大学
NFLドラフト	1988年 / 2巡目全体40位
初出場年	1988年
初出場チーム	バッファロー・ビルズ
所属歴
バッファロー・ビルズ (1988年-1999年) マイアミ・ドルフィンズ (2000年)
受賞歴・記録
プロボウル選出：5回（1989年-1993年） オールプロファーストチーム3回（1989年-1991年） 最優秀選手（1991年） バッファロー・ビルズ永久欠番 #34
NFL 通算成績
通算ラッシングヤード 12,074ヤード 平均ラン獲得ヤード 4.2ヤード 通算ラッシングタッチダウン数 65 通算レシービングヤード 4,458ヤード 通算レシーブ回数 472回 通算レシーブタッチダウン数 23回 Player stats at NFL.com
Player stats at PFR
NFL殿堂入り
カレッジフットボール殿堂入り

サーマン・リー・トーマス(Thurman Lee Thomas 1966年5月16日-）は、テキサス州ヒューストン出身の元アメリカンフットボール選手。NFLのバッファロー・ビルズで長年スターRBとして活躍した。

1988年ビルズ入団。91年にはリーグMVPを獲得。通算ラン1万2074ヤード、88タッチダウン（TD）などの記録を残して2000年引退。2007年プロフットボール殿堂入り。翌2008年にはカレッジフットボールの殿堂入りも果たした。背番号34。

大学時代

1984年にオクラホマ州立大学入学。1985年と1987年にはオールアメリカン1stチームにも選出されるなど、4年間で通算ラン4,595ヤード、43TD、100ヤードを超えたラッシングを21試合記録した。1987年のウェストバージニア大学とのサンボウルでは157ヤードを走り、4タッチダウンをあげる活躍を見せてチームは35-33で勝利した。3年生の時にバリー・サンダースが入学してきたが、卒業までの2年間先発RBの座を譲らなかった（トーマスの卒業後の1988年にサンダースは先発に定着し、ラン2628ヤードを記録し、最優秀選手賞のハイズマン賞を獲得し、1989年、大学卒業を待たずにデトロイト・ライオンズに入団した。）トーマスの背番号34はオクラホマ州立大学に3人しかいない永久欠番となっている。

NFL時代

1988年のNFLドラフトでは膝の故障を理由に1巡使指名を見送られ、結局2巡40位でビルズに入団。この年1巡指名権を持たなかったビルズの中では最上位指名選手だった。

ルーキーイヤーの1988年は881ヤードを走り、2年目の1989年から8年連続1,000ヤードラッシャーとなり、5年連続5回のプロボウル選出、3年連続3回のオールプロ1stチーム選出と絶頂期を迎え、1990年からはNFL史上初となる4年連続のラン＋パス総合1位も記録^[1]。1991年にはリーグMVP、1992年には最優秀攻撃選手に輝いた。この間にチームも黄金時代に入り、トーマスやジム・ケリー、アンドレ・リード、ジェームズ・ロフトンらの活躍でリーグ有数の攻撃力を誇ったビルズは90年シーズンからAFC4連覇し、4年連続のスーパーボウル出場を果たした。（第25回、第26回、第27回、第28回）出場を果たした。

1997年に9年連続1,000ヤードラッシュを逃した後は高給に見合わぬ成績が続き、サラリーキャップ制度下での負担を嫌ったビルズに1999年限りで契約更新を拒否され、同じAFC東地区のライバルであるマイアミ・ドルフィンズに移籍した。新天地で迎えた2000年シーズンだったがひざの靱帯を断裂し残り試合を欠場、ドルフィンズとの契約が切れたシーズン後の2001年2月27日にビルズと1日だけの契約を結びビルズの選手として引退した^[2]。

ビルズではO・J・シンプソンのチームラッシング記録を塗り替えた11,938ヤードを走っている^[2]。

人物

守備の穴を見つけることに優れており、鋭いカットバックでビッグプレーを演じた。ランだけでなく、レシーブ能力も優れていた^[3]。

脚注

外部リンク

• 公式ウェブサイト （英語）
• 通算成績と情報 NFL.com, or ESPN, or Pro-Football-Reference （英語）
• サーマン・トーマス - IMDb（英語）

業績

表 話 編 歴 AP通信NFL最優秀選手賞 1950年代 57 J.ブラウン 58 J.ブラウン 59 J.ユナイタス 1960年代 60 N.バンブロックリン（英語版） 61 P.ホーナング（英語版） 62 J.テイラー（英語版） 63 Y.A.ティトル（英語版） 64 J.ユナイタス 65 J.ブラウン 66 B.スター 67 J.ユナイタス 68 E.モラル（英語版） 69 R.ゲイブリエル（英語版） 1970年代 70 J.ブロディ 71 A.ペイジ 72 L.ブラウン（英語版） 73 O.J.シンプソン 74 K.ステイブラー 75 F.ターケントン 76 B.ジョーンズ（英語版） 77 W.ペイトン 78 T.ブラッドショー 79 E.キャンベル 1980年代 80 B.サイプ 81 K.アンダーソン 82 M.モーズリー 83 J.サイズマン 84 D.マリーノ 85 M.アレン 86 L.テイラー 87 J.エルウェイ 88 B.アサイアソン 89 J.モンタナ 1990年代 90 J.モンタナ 91 T.トーマス 92 S.ヤング 93 E.スミス 94 S.ヤング 95 B.ファーブ 96 B.ファーブ 97 B.ファーブ / B.サンダース 98 T.デービス 99 K.ワーナー 2000年代 00 M.フォーク 01 K.ワーナー 02 R.ギャノン 03 P.マニング / S.マクネア 04 P.マニング 05 S.アレキサンダー 06 L.トムリンソン 07 T.ブレイディ 08 P.マニング 09 P.マニング 2010年代 10 T.ブレイディ 11 A.ロジャース 12 A.ピーターソン 13 P.マニング 14 A.ロジャース 15 C.ニュートン 16 M.ライアン 17 T.ブレイディ 18 P.マホームズ 19 L.ジャクソン 2020年代 20 A.ロジャース 21 A.ロジャース 22 P.マホームズ 23 L.ジャクソン 表 話 編 歴 AP通信NFL最優秀攻撃選手 1970年代 72 L.ブラウン（英語版） 73 O.J.シンプソン 74 K.ステイブラー 75 F.ターケントン 76 B.ジョーンズ（英語版） 77 W.ペイトン 78 E.キャンベル 79 E.キャンベル 1980年代 80 E.キャンベル 81 K.アンダーソン 82 D.ファウツ 83 J.サイズマン 84 D.マリーノ 85 M.アレン 86 E.ディッカーソン 87 J.ライス 88 R.クレイグ 89 J.モンタナ 1990年代 90 W.ムーン 91 T.トーマス 92 S.ヤング 93 J.ライス 94 B.サンダース 95 B.ファーヴ 96 T.デービス 97 B.サンダース 98 T.デービス 99 M.フォーク 2000年代 00 M.フォーク 01 M.フォーク 02 P.ホームズ 03 J.ルイス 04 P.マニング 05 S.アレキサンダー 06 L.トムリンソン 07 T.ブレイディ 08 D.ブリーズ 09 C.ジョンソン 2010年代 10 T.ブレイディ 11 D.ブリーズ 12 A.ピーターソン 13 P.マニング 14 D.マレー（英語版） 15 C.ニュートン 16 M.ライアン 17 T.ガーリー 18 P.マホームズ 19 M.トーマス 2020年代 20 D.ヘンリー 21 C.カップ 22 J.ジェファーソン 23 C.マキャフリー 表 話 編 歴 NFL10000ヤードラッシャー エミット・スミス ウォルター・ペイトン フランク・ゴア バリー・サンダース エイドリアン・ピーターソン カーティス・マーティン（英語版） ラダニアン・トムリンソン ジェローム・ベティス エリック・ディッカーソン トニー・ドーセット（英語版） ジム・ブラウン マーシャル・フォーク エジャリン・ジェームス マーカス・アレン フランコ・ハリス サーマン・トーマス フレッド・テイラー（英語版） スティーブン・ジャクソン ジョン・リギンズ（英語版） コーリー・ディロン（英語版） O・J・シンプソン ルショーン・マッコイ（英語版） ウォリック・ダン リッキー・ワターズ（英語版） ジャマール・ルイス トーマス・ジョーンズ（英語版） ティキ・バーバー（英語版） エディ・ジョージ マーショーン・リンチ オーティス・アンダーソン（英語版） リッキー・ウィリアムズ（英語版）

AP通信 オールプロ ファーストチーム選出（2回）
AP通信 1990 オールプロ ファーストチーム クォーターバック ジョー・モンタナ（49ers） ランニングバック サーマン・トーマス（ビルズ） バリー・サンダース（ライオンズ） ワイドレシーバー ジェリー・ライス（49ers） アンドレ・ライゾン（英語版）（ファルコンズ） タイトエンド キース・ジャクソン（イーグルス） オフェンシブラインマン ジム・ラシェイ（英語版）（レッドスキンズ）T アンソニー・ムニョス（ベンガルズ）T ブルース・マシューズ（オイラーズ）G ランドール・マクダニエル（バイキングス）G ケント・ハル（英語版）（ビルズ）C ディフェンシブエンド ブルース・スミス（ビルズ） レジー・ホワイト（パッカーズ） ディフェンシブタックル マイケル・ディーン・ペリー（英語版）（ブラウンズ） ジェローム・ブラウン（英語版）（イーグルス） ラインバッカー デリック・トーマス（英語版）（チーフス） チャールズ・ヘイリー（英語版）（49ers） ペッパー・ジョンソン（英語版）（ジャイアンツ） ジョン・オファドール（英語版）（ドルフィンズ） コーナーバック ロッド・ウッドソン（スティーラーズ） アルバート・ルイス（英語版）（チーフス） セイフティ ジョーイ・ブラウナー（英語版）（バイキングス） ロニー・ロット（49ers） プレースキッカー ニック・ロウリー（英語版）（チーフス） パンター ショーン・ランデタ（英語版）（ジャイアンツ） キックリターナー メル・グレイ（英語版）（ライオンズ）
AP通信 1991 オールプロ ファーストチーム クォーターバック ジム・ケリー（ビルズ） ランニングバック サーマン・トーマス（ビルズ） バリー・サンダース（ライオンズ） ワイドレシーバー マイケル・アービン（カウボーイズ） ヘイウッド・ジェフリーズ（英語版）（オイラーズ） タイトエンド マーブ・クック（英語版）（ペイトリオッツ） オフェンシブラインマン ジム・ラシェイ（英語版）（レッドスキンズ）T スティーブ・ウィズニュースキー（英語版）（レイダース）G ケント・ハル（英語版）（ビルズ）C マイク・マンチャック（英語版）（オイラーズ）G マイク・ケン（英語版）（ファルコンズ）T ディフェンシブエンド レジー・ホワイト（イーグルス） クライド・シモンズ（英語版）（イーグルス） ディフェンシブタックル ジェローム・ブラウン（英語版）（イーグルス） ジェリー・ボール（英語版）（ライオンズ） ラインバッカー パット・スウィリング（英語版）（セインツ）OLB サム・ミルズ（英語版）（セインツ）ILB マイク・シングレタリー（英語版）（ベアーズ）ILB デリック・トーマス（英語版）（チーフス）OLB コーナーバック ダレル・グリーン（レッドスキンズ） クリス・ディッシュマン（英語版）（オイラーズ） セイフティ ロニー・ロット（レイダース） スティーブ・アトウォーター（英語版）（ブロンコス） プレースキッカー ジェフ・ジェイガー（レイダース） パンター ジェフ・ゴセット（レイダース） キックリターナー メル・グレイ（英語版）（ライオンズ）