エクス・リブリス

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エクス・リブリスとは、白水社が発行する20世紀の海外文学の叢書。2009年に刊行を開始した。

概要

白水社が発行する「独創的な世界の文学を厳選して贈るシリーズ」で、欧米だけでなく中東東アジアまでの幅広い地域の文学を、これまで80点以上刊行している。日本翻訳大賞の受賞作第1回『エウロペアナ』、第2回『ムシェ 小さな英雄の物語』などを輩出している。

「エクス・リブリス・クラシック」という、いわゆる古典文学の作品を取り扱ったサブ・レーベルも存在している。

なお「エクス・リブリス (ex libris) 」は「蔵書票(自らの蔵書に所有者の名や標語、特別なマークなどを図案化して印刷した小紙片)」の意味。

主なラインナップ

  • 『ウィルバーフォース氏のヴィンテージ・ワイン』(ポール・トーディ、小竹 由美子訳) 2010/08
  • 『昼の家、夜の家』(オルガ・トカルチュク、小椋彩訳) 2010/10
  • 『馬を盗みに』(ペール・ペッテルソン、西田英恵訳) 2010/12
  • 『兵士はどうやってグラモフォンを修理するか』(サーシャ・スタニシチ、浅井晶子訳)2011.02
  • 『ヴァレンタインズ』(オラフ・オラフソン、岩本正恵訳) 2011/04
  • 『イルストラード』(ミゲル・シフーコ、中野而訳) 2011/06
  • 『デニーロ・ゲーム』(ラウィ・ハージ、藤井光訳) 2011/08
  • 『ブエノスアイレス食堂』(カルロス・バルマセーダ、柳原孝敦訳) 2011/10
  • 『地図になかった世界』(エドワード・P・ジョーンズ、小澤英実訳) 2011/12
  • 『河・岸』(蘇童飯塚容訳) 2012/02
  • 『ティンカーズ』(ポール・ハーディング、小竹由美子訳) 2012/04
  • 『ブルックリン』(コルム・トビーン栩木伸明訳) 2012/06
  • 『無分別』(オラシオ・カステジャーノス・モヤ  (著), 細野 豊  (翻訳) 2012/08
  • 『ビルバオ - ニューヨーク - ビルバオ』(キルメン・ウリベ、金子奈美訳) 2012/10
  • 『ぼくは覚えている』(ジョー・ブレイナード、小林久美子訳) 2012/12
  • 『空気の名前』アルベルト・ルイ=サンチェス  (著), 斎藤 文子  (翻訳) 2013/2
  • 『神は死んだ』(ロン・カリー・ジュニア、藤井光訳) 2013/04
  • 『シガレット』(ハリー・マシューズ、木原善彦訳) 2013/06
  • 『盆栽 / 木々の私生活』(アレハンドロ・サンブラ、松本健二訳) 2013/08
  • 『緩慢の発見』(シュテン・ナドルニー、浅井晶子訳) 2013/10
  • 『愛と障害』(アレクサンダル・ヘモン、岩本正恵訳) 2013/12
  • 『逃亡派』(オルガ・トカルチュク、小椋彩訳) 2014/02
  • 『アルグン川の右岸』(遅子建、竹内良雄,土屋肇枝訳) 2014/04
  • 『かつては岸』(ポール・ユーン、藤井光訳) 2014/06
  • 『エウロペアナ:二〇世紀史概説』(パトリク・オウジェドニーク阿部賢一,篠原琢訳) 2014/08
  • 『女がいる』(エステルハージ・ペーテル、加藤 由実子  (翻訳), ヴィクトリア エシュバッハ=サボー  (翻訳) 2014/10
  • 『遠い部屋、遠い奇跡』(ダニヤール・ムイーヌッディーン、藤井光訳) 2014/12
  • 『民のいない神』(ハリ・クンズル、木原善彦訳) 2015/02
  • 『歩道橋の魔術師』(呉明益天野健太郎訳) 2015/04
  • 『神秘列車』(甘耀明白水紀子訳) 2015/06
  • 『生まれるためのガイドブック』(ラモーナ・オースベル、小林久美子訳) 2015/08
  • 『ムシェ 小さな英雄の物語』(キルメン・ウリベ、金子奈美訳) 2015/10
  • 『ミニチュアの妻』(マヌエル・ゴンザレス、藤井光訳) 2015/12
  • 『軋む心』(ドナル・ライアン、岩城義人訳) 2016/02
  • 『ポーランドのボクサー』(エドゥアルド・ハルフォン、松本健二訳) 2016/05
  • 『ブラインド・マッサージ』(畢飛宇、飯塚容訳) 2016/08
  • 『わかっていただけますかねえ』(ジム・シェパード、小竹由美子訳) 2016/10
  • 『鬼殺し』上・下(甘耀明、白水紀子訳) 2016/12
  • 『10:04』(ベン・ラーナー、木原善彦訳) 2017/02
  • 『ピンポン』(パク・ミンギュ斎藤真理子訳) 2017/05
  • 『至福の烙印』(クラウス・メルツ、松下たえ子訳) 2017/07
  • 『死体展覧会』(ハサン・ブラーシム、藤井光訳) 2017/10
  • 『ソロ』(ラーナー・ダスグプタ、西田英恵訳) 2017/12
  • 『酸っぱいブドウ / はりねずみ』(ザカリーヤー・ターミル、柳谷あゆみ訳) 2018/02
  • 『ぼくの兄の場合』(ウーヴェ・ティム、松永美穂訳) 2018/07
  • 『ここにいる』(王聡威、倉本知明訳) 2018/08
  • 『西欧の東』(ミロスラフ・ペンコフ、藤井光訳) 2018/10
  • 『郝景芳短篇集』(郝景芳、及川茜訳) 2019/03
  • 『海の乙女の惜しみなさ』(デニス・ジョンソン、藤井光訳) 2019/04
  • 『回復する人間』(ハン・ガン、斎藤真理子訳) 2019/05
  • 『モンスーン』(ピョン・ヘヨン姜信子訳) 2019/08
  • 『よそ者たちの愛』(テレツィア・モーラ、鈴木仁子訳) 2020/03
  • 『シャルロッテ』(ダヴィド・フェンキノス、岩坂悦子訳) 2020/05
  • 『忘却についての一般論』(ジョゼ・エドゥアルド・アグアルーザ、木下眞穂訳) 2020/08
  • 『私はゼブラ』(アザリーン・ヴァンデアフリートオルーミ、木原善彦訳) 2020/09
  • 『恥さらし』(パウリーナ・フローレス、松本健二訳) 2020/12
  • 『もう死んでいる十二人の女たちと』(パク・ソルメ、斎藤真理子訳) 2021/02
  • 『断絶』(リン・マー、藤井光訳) 2021/03
  • 『行く、行った、行ってしまった』(ジェニー・エルペンベック、浅井晶子訳) 2021/07
  • 『眠りの航路』(呉明益、倉本知明訳) 2021/08
  • 『スモモの木の啓示』(ショクーフェ・アーザル、堤幸訳) 2022/01
  • 『ケンジントン公園』(ロドリゴ・フレサン、内田兆史訳) 2022/03
  • 『人類対自然』(ダイアン・クック、壁谷さくら訳) 2022/04
  • 『大丈夫な人』(カン・ファギル、小山内園子訳) 2022/05
  • 『アイダホ』(エミリー・ラスコヴィッチ、小竹由美子訳) 2022/07
  • 『フォレスト・ダーク』(ニコール・クラウス、広瀬恭子)2022/08
  • 『家の本』(アンドレア・バイアーニ、栗原俊秀)2022/09
  • 『反乱者』(ジーナ・アポストル 、藤井光)2022/10
  • 『グリーン・ロード』(アン・エンライト、伊達淳)2022/12
  • 『遠きにありて、ウルは遅れるだろう』(ペ・スア、斎藤真理子)2023/01
  • 『クルーゾー』(ルッツ・ライザー、金志成)2023/02
  • 『アーダの空間』(シャロン・ドデュア・オトゥ、鈴木仁子)2023/03
  • 『過去を売る男』(ジョゼ・エドゥアルド・アグアルーザ、木下眞穂)2023/04
  • 『終わりのない日々』(セバスチャン・バリー、木原善彦)2023/05
  • 『未来散歩練習』(パク・ソルメ、斎藤真理子)2023/06
  • 『真の人間になる 上・下』(甘耀明、白水紀子)2023/08
  • 『アミナ』(賀淑芳、及川 茜)2023/10
  • 『大仏ホテルの幽霊』(カン・ファギル、小山内園子)2023/12

エクス・リブリス・クラシック

脚注

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参考文献

関連項目

外部リンク

https://www.hakusuisha.co.jp/search/s6986.html 白水社のエクス・リブリス


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