Phoenixx

曖昧さ回避 Phoenix」とは異なります。
株式会社Phoenixx
Phoenixx Inc.
種類 株式会社
市場情報 非上場
本社所在地 日本の旗 日本
102-0084
東京都千代田区二番町九丁目三番
THE BASE 麹町
設立 2019年10月[1]
業種 情報・通信業
法人番号 9012401035887
事業内容 ゲーム、関連グッズ等の企画・制作・プロモーション事業
アーティスト、ゲームクリエイターのマネジメント事業
代表者 代表取締役 坂本 和則[1]
外部リンク https://phoenixx.ne.jp/
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株式会社Phoenixx(フィーニックス、英語: Phoenixx Inc.)は、日本のゲームパブリッシャー。東京都千代田区に拠点を置き、インディーゲームの販売を専門としている。

前身にあたるインディーゲームレーベル・UNTIESについても併せて記載する。

概要

ソニー・ミュージックエンタテインメント (SME) によるインディーゲームレーベル「UNTIES」の責任者だった坂本和則によって設立された[2]。2017年10月に発足したUNTIESは、SMEグループ内の他のゲーム事業との兼ね合いから展開の見直しを余儀なくされ[2]、責任者であった坂本が2019年10月に新会社Phoenixxを設立し、事業を継承した[2]。ほほすべてのUNTIESスタッフはPhoenixxに移り[2]、またUNTIESとして契約していたいくつかのタイトルはPhoenixxが引き継いだ[2][3]。UNTIES時代に、クリエイターの便宜を図るという観点から打ち出していた「マルチプラットフォームでリリースすること」、「グローバルでサポートすること」という方針は引き続き継続している[2]。ゲームクリエイターのマネジメントも行っている[3]。 また、2020年6月25日にバンダイナムコエンターテインメント及び株式会社電通との資本業務提携を締結した。[4]

ゲームタイトル

UNTIES

UNTIES(アンティーズ)は、ソニー・ミュージックエンタテインメント (SME) 傘下のインディーゲームレーベルとして、2017年10月に発足した[10]。SMEはPlayStation (PS1) 時代にゲームパブリッシング事業を行っていたものの、その後ながらくゲームから離れていた[11][10]。UNTIESプロジェクトリーダーの坂本和則は、以前はSMEの音楽レーベル部署に在籍していた[10]

ソニーグループ内の事業ではあるが、ハードの垣根は設けず、PlayStationシリーズ以外へのリリースも行っていた[10][2]。同レーベルからゲームをリリースしていたAQUASTYLEの代表JYUNYAは、UNTIESについて「SMEという大きな会社にありながら、自由意志で活動するレジスタンス組織みたいな感じ」で「めっちゃくちゃ楽しかったですよ!」としながらも、大企業ゆえのスピード感の欠如がみられたと語る[2]

ゲームタイトル

  • 2018年 幻想郷ディフェンダーズ(開発:Neetpia)
  • 2018年 TINY METAL(開発:AREA 35)
  • 2018年 不思議の幻想郷TOD -RELOADED-(開発:AQUA STYLE)
  • 2018年 舞華蒼魔鏡(開発:souvenir circ.)
  • 2018年 マヨナカ・ガラン(開発:CAVYHOUSE)
  • 2019年 Necrosphere Deluxe(開発:Cat Nigiri)
  • 2019年 BATTLLOON - バトルーン(開発:noname studio)
  • 2019年 Figment(開発:Bedtime Digital Games)
  • 2019年 蹴落とし!トレジャーハンター!(開発:WINGLAY)
  • 2019年 不思議の幻想郷 -ロータスラビリンス-(開発:AQUA STYLE)
  • 2019年 幻走スカイドリフト(開発:いるからぼ)

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ a b ABOUT – 株式会社Phoenixx
  2. ^ a b c d e f g h 「報道特集 新たなインディーゲームパブリッシャーが始動 フィーニックスが羽ばたく」 『週刊ファミ通』 2020年3月5日号、168-171頁。
  3. ^ a b Phoenixx(フィーニックス)が始動! インディーゲームパブリッシャーとして『幻想討幻経』などUNTIESのゲームタイトルを一部継承して発売 - ファミ通.com
  4. ^ Phoenixxがバンダイナムコエンターテインメントおよび電通グループとの資本業務提携を締結。ゲームクリエイターへのサポートを強化 - ファミ通.com
  5. ^ “東方Project二次創作2D探索型アクションゲーム 『Touhou Luna Nights』 Nintendo Switch版、 7月1日よりパブリッシングを受け持ち、サポート対応を一本化”. PLAYISM (2023年6月30日). 2023年11月30日閲覧。
  6. ^ “Phoenixx、HYDEソロ活動20周年を記念したスマホゲーム『HYDE RUN』をリリース! 早期DL特典や公式グッズ販売も決定! | gamebiz”. gamebiz【ゲームビズ】 (2021年7月15日). 2024年1月4日閲覧。
  7. ^ “こわす! さがす! うばいあう! UFOキャッチャー対戦アクション「シューフォーズ」本日発売”. GAME Watch. 株式会社インプレス (2022年7月14日). 2024年1月4日閲覧。
  8. ^ “Switch/Steam「ココロクローバー シーズン1」が配信開始!日曜日の朝アニメがテーマの2Dアクション | Gamer”. Gamer (2022年8月4日). 2024年1月4日閲覧。
  9. ^ 田村淳; 藤井健太郎(インタビュー)「『あつしの名探偵』明かされる制作秘話。全国で10本だけ販売された、ファミコンオマージュゲームはいかにして生まれたか。『クイズ☆正解は一年後』番組MC・ロンブー淳&総合演出・藤井健太郎インタビュー」『ファミ通.com』、KADOKAWA Game Linkage、2023年12月31日。https://www.famitsu.com/news/202312/31328561.html2023年12月31日閲覧 
  10. ^ a b c d SMEが手がける新たなインディゲームレーベル「UNTIES(アンティーズ)」,その展望と本気度 - GamesIndustry.biz Japan Edition
  11. ^ “UNTIES(アンティーズ)”のキックオフパーティーをリポート TINY METAL(タイニーメタル)を筆頭に個性的なタイトルが集結 - ファミ通.com

参考文献

  • WORKS – 株式会社Phoenixx
  • GAME TITLE | UNTIES アンティーズ このゲームを、みんなに届けたい。

外部リンク

  • 株式会社Phoenixx
  • Phoenixx (@Phoenixx_Inc) - X(旧Twitter)