JR東日本E131系電車

JR東日本E131系電車
成田線で運用されるE131系0番台
(2021年3月 香取駅 - 佐原駅
基本情報
運用者 東日本旅客鉄道
製造所 総合車両製作所新津事業所
製造年 2020年 -
製造数
  • 0・80番台:12編成24両
  • 500・580番台:12編成48両
  • 600・680番台:15編成45両
  • 1000・1080番台:8編成24両[JR 1]
運用開始 2021年3月13日[JR 2][JR 3]
投入先
主要諸元
編成
  • 2両編成(1M1T、0・80番台)
  • 3両編成(1.5M1.5T、600・680・1000・1080番台[JR 1]
  • 4両編成(2M2T、500・580番台)
軌間 1,067 mm
電気方式 直流 1,500 V(架空電車線方式
設計最高速度 110 km/h
最高速度 110 km/h(鶴見線仕様車は100 km/h[JR 1]
起動加速度 2.5 km/h/s
減速度 4.2 km/h/s
編成定員
  • 277名(0番台)
  • 267名(80番台)
  • 604名(500番台)
  • 592名(580番台)
  • 437名(600番台)
  • 426名(680番台)
  • 424名(1000番台)
編成重量
  • 71.9 t(0番台)
  • 72.9 t(80番台)
  • 133.0 t(500番台)[注釈 1]
  • 135.1 t(580番台)
  • 106.7 t(600番台)
  • 108.9 t(680番台)
全長 連結面間距離:20,000 mm
車体長
  • 19,570 mm(Mc・Tc')
  • 19,500 mm(M1・M2・T)
車体幅 2,950 mm(鶴見線仕様車は2778 mm[JR 1]
車体高 3,620 mm(パンタグラフ折り畳み時:3,950 mm)
床面高さ 1,130 mm
車体 軽量ステンレスsustina
台車 動台車:DT80系、従台車:TR273系(車輪径:⌀860 mm)
主電動機
  • 全閉型誘導電動機 MT83
  • 4基(クモハE131形・モハE130形)
  • 2基(モハE131形)
主電動機出力 150 kW
駆動方式 TD継手式平行カルダン駆動方式
歯車比 14:99=1:7.07
制御方式 SiCハイブリッドモジュール適用IGBT素子VVVFインバータ制御回生ブレーキ発電ブレーキ付き)
保安装置
備考 特記ないものは出典:交友社『鉄道ファン 2021年5月号』、交友社『鉄道ファン 2021年12月号』
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E131系電車(E131けいでんしゃ)は、東日本旅客鉄道(JR東日本)が保有する直流一般形電車である。

概要

房総地区の電化路線の末端区間におけるワンマン運転対応車両として、2020年(令和2年)5月12日から投入が発表された[JR 4][新聞 1]

同区間ではそれまで209系2000・2100番台が4両または6両編成で運用されていたが、それぞれの線区・区間の利用状況に合わせて柔軟に列車設定が可能となるようにすること、効率的なメンテナンスを行うための線路設備モニタリング装置および車両状態監視保全に向けた装置を短編成ながら搭載すること、利用客に対して快適な車両を提供することの3つの要件を解決する必要があったため新形式・新造車両の導入に至った[2]

これまで房総地区では、209系や211系など他線区で余剰となった経年車両を転属させた上で運用されており、房総地区で新製車両が運用されるのは国鉄時代に投入された113系以来、51年ぶりとなった[新聞 2][3]

MM'ユニット方式を採用した209系では最短でも2M2Tの4両編成となるのに対し[新聞 3]、E131系では1M方式を採用して最短2両編成(1M1T)からの組成を可能とし[4]、運転席から乗降を確認するカメラなど、ワンマン運転対応機器を備える[新聞 4]ステンレス製の幅広車体を採用し[5]、スイッチング部とダイオード部、またはダイオード部のみにSiCを採用して消費電力の抑制につなげる[6]

2020年7月に2編成4両が総合車両製作所新津事業所から出場し、本線試運転が行われた[7][8]。2両編成12本の計24両を製造し、2021年(令和3年)3月13日から運用を開始した[JR 2][JR 3]

2021年6月17日、同年秋頃を目処に相模線[JR 5]、2022年春頃を目処に東北本線宇都宮線)・日光線に投入することを発表[JR 6][9]、同年11月18日より相模線にて[JR 7]、翌年3月12日より宇都宮線・日光線で営業運転を開始している[JR 8]。更に2023年7月24日の報道発表にて、同年冬頃を目途に鶴見線に追加投入する事も発表された[JR 1]。鶴見線では2023年12月24日より順次営業運転を開始している[10]

これらはいずれも老朽化した205系(相模線用500番台、宇都宮線・日光線用600番台、鶴見線用1100番台)の置き換えが主目的となっている。

共通事項

本項では共通事項について述べ、番台毎の差異については次項で述べる。

車体

下部にある台枠の一部を除きステンレスを用いた拡幅車体(鶴見線仕様車のみストレート車体[JR 1])で客室部はE235系、乗務員室はE129系を基本とした構造を採用し、209系よりも客室を拡大している[5][JR 4]。将来的にホームドアが整備された駅に乗り入れることを想定し、扉位置を合わせるため、側面の乗降扉は片側4箇所ある[2]。各々の扉の横にはボタンの周囲のLEDが点灯するタイプの半自動スイッチが室内外に装備されている[5]。前面および側面にはフルカラーLED行先表示器が設置されている[6]

前面は踏切事故対策からE721系およびE129系と同等の前面強化を図ったほか、側面衝突対策としてE233系と同等の強度を採用した上で、ロールケージによって更なる強化を図っている[5]。屋根構造としては極力横風の抵抗を小さくするため、抵抗に対して影響の少ない空調装置部を除き歩み板を省略している[5]。郊外・地方線区向けに必要な車両性能を考慮して、ブレーキ抵抗器や霜取りパンタを増設できるようにあらかじめ配慮をした設計が採られている[2]前部標識灯後部標識灯は地上からの視認性を向上させるため前面の上部に取付けられており、照明はLEDとした[11]。着雪防止のため、前面ガラスの内側に配置している。このLEDは従来のシールドビームHIDよりも発熱量が少ないため、前面ガラスの熱線を標識灯の部分まで拡大させている[11]

ワンマン運転に対応するため、車両側面にはE531系3000番台と同様、乗務員が運転台から確認する乗降確認カメラ、ホーム検知装置を設置している[6]。一方、乗務員室は運賃箱や室内確認ミラーなどの従来のワンマン運転で使用している装備は準備工事に留め、運転台上部にホームモニター映像情報装置を配置している[11]

  • 乗務員室
    乗務員室
  • 乗降確認カメラ
    乗降確認カメラ
  • 方向幕
    方向幕

車内

一人分の座席幅は460 mmで、209系と比較して10 mm拡大しているほか、低座面化、クッション性を向上している[12]。袖仕切は立客の姿が隣り合う着席客の視界に入らないようにという利用客からの要望から、E235系1000番台と同様に天地寸法を高くし、これまでのデザインから大きく変更している[5][12]

乗降扉上部には、トレインチャンネルなどを表示する広告枠を省略した[5]、17インチ車内案内表示装置を1箇所ずつ千鳥配置に設置し、多言語による情報提供の充実を図っている[12]。また、扉開閉時には各扉に設置したドアチャイムが鳴り、同時に扉鴨居下部に設置した扉開閉表示灯が点滅する[12]

吊り手高さの改善や、ホームとの段差低減、各車両に車椅子ベビーカーの利用客のためのフリースペースを設置し、優先席とともにわかりやすい配色としている[12][新聞 2]

各車両の客室には車内防犯カメラを設置し、非常通話装置を1両につき4か所に増やすことで、セキュリティ向上を図っている[3][12]

また、荷物が挟まれた場合でも引き抜きやすいドアとしている[12]側引戸装置には、ラック・アンド・ピニオン方式の電気式戸閉装置を採用した[12]

線路設備モニタリング装置を搭載している車両(80・580・680・1080番台)は、床下に線路設備モニタリング装置を搭載しているために80・580・680番台では床下スペースが減少していることから、その分のATS-P装置や共通機器箱の機能を室内の機器室や天井部に移設している[13]。そのため、基本編成と座席配置や天井部が異なる[13]

主要機器

制御装置は半導体素子SiCを採用する[6]。補助電源装置として、SC124形静止形インバータ(SIV)を搭載する[6]空気圧縮機はスクロール式(オイルフリー)を採用する。

情報制御装置はMON25型を搭載。モニタリング技術を活用した車両状態監視機能や、80・580・680・1080番台の車両に線路設備状態監視機能を搭載し、故障の予兆を事前に把握することができる[JR 4]

番台別概説

線路設備モニタリング装置を搭載している車両は番台区分ごとに+80番台の別区分となっているが、車体重量・座席配置以外の構成は同一のため、両者は区別せずに記す。

0番台(房総地区用)

0番台

クモハE131形とクハE130形の2両編成を組む。車両デザインは、優雅で生命感のある房総の海をイメージした明るい青色と内陸を彩る菜の花の色をイメージした黄色の帯を配し[新聞 1]、前面は房総の海の波飛沫をイメージした水玉模様としている[4][新聞 2]

座席は乗務員室から遠い箇所をセミクロスシート、近い箇所をロングシートとしている[12][3]。ただし、線路設備モニタリング装置を搭載している車両(80番台)は、機器類が設置されているため一部座席配置が異なる[11]。座席モケットのデザインは外観と同様に、房総の海をイメージした明るい青色と内陸を彩る菜の花の色を採用している[5]

車いす対応大型の洋式トイレを千葉寄りの車両(クハE130側)に設置している[12][新聞 2]

列車制御システムは2+2+2の3編成を連結した最大6両編成に対応している[14]

編成表[4]
← 千葉
安房鴨川
・鹿島サッカー
スタジアム →
   
形式 クハE130
(Tc')
クモハE131
(Mc)
搭載機器 SIV・CP VVVF
車両重量[15]
(t)
35.1(0番台)
35.7(80番台)
36.8(0番台)
37.2(80番台)
  • ロングシート部
    ロングシート部
  • クロスシート部(0番台)
    クロスシート部(0番台)
  • フリースペース・優先席(0番台)
    フリースペース・優先席(0番台)
  • トイレ設置部
    トイレ設置部
  • 車内案内表示装置
    車内案内表示装置
  • 監視カメラ(0番台)
    監視カメラ(0番台)

500番台(相模線用)

500番台

置換対象だった205系500番台と同様に2M2Tの4両編成を組む。 車両デザインは、遠くまで広がる湘南の海をイメージした濃淡2色の青色を前面・側面に配し、前面は湘南の海とダイナミックな波の水飛沫をイメージした水玉模様を採用している[16][JR 5]

車内はオールロングシート仕様で、座席表皮は相模川や湘南の海をイメージしたブルー系のツートンカラーとしている[16][JR 5]。トイレは設置されていない[16]

運転台は貫通式だが併結運転を考慮していないため、0・600番台に設置されている電気連結器は設けていない[17]。一部の編成のT車にはレール塗油器を設置している[17]。0番台からの変更点として、CBM対象機器の見直しと今後の機能拡張を見据えて車両情報管理装置の制御伝送化が行われている[17]

編成表[17]
← 茅ケ崎
橋本 →
   
 
形式 クハE130
(Tc')
モハE130
(M2)
サハE131
(T)
クモハE131
(Mc)
搭載機器 SIV・CP MC SIV・CP MC
車両重量[1]
(t)
33.7(500番台)
34.9(580番台)
32.4 30.0[注釈 2] 36.9(500番台)
37.8(580番台)
  • 車内(500番台)
    車内(500番台)
  • 優先席(500番台)
    優先席(500番台)
  • フリースペース・優先席(500番台)
    フリースペース・優先席(500番台)
  • 車内案内表示装置
    車内案内表示装置
  • 乗務員室(500番台)
    乗務員室(500番台)

600番台(宇都宮線・日光線用)

600番台

3両編成を組む。中間電動車モハE131形は上り方向の台車のみにモーターを設置する「0.5M車」[18]とすることで、MT比を0番台・500番台と同じく1ː1としている。デザインは宇都宮市で復元された火焔太鼓山車をイメージした黄色と茶色のツートンカラーを採用し、世界文化遺産である日光の社寺に施される文様にも通じる賑やかで高級感のあるデザインとしている[16][JR 6]

車内はオールロングシート仕様で[19]、座席表皮はレトロな茶色と黄色味を帯びた薄紅色を合わせて、落ち着きと温かみのあるものとなっている[16][JR 6]。Tc'車の後端部には車いす対応大型洋式トイレを設置している[16]

寒冷地を走行するため、先頭車には雪かきと霜取りパンタ(Mc車のみ)が、全車の乗降口に凍結防止のためのドアレールヒーターが搭載されている[16][1][18]。また、勾配線区を走行することからセラミック噴射装置(セラミック噴射装置は中間車の小山日光寄りの台車にも搭載)とブレーキチョッパ装置、ブレーキ抵抗器を搭載している[16][18]

また降雪地を走行することからクハE130形・クモハE131形の先頭台車にスノープロウが設置されている。

編成表[17]
← 小山・日光
宇都宮・黒磯 →
   
形式 クハE130
(Tc')
モハE131
(M1)
クモハE131
(Mc)
搭載機器 SIV・CP MC MC
車両重量[20]
(t)
36.3(600番台)
37.5(680番台)
32.3 38.1(600番台)
39.1(680番台)
  • 車内(600番台)
    車内(600番台)
  • 優先席(600番台)
    優先席(600番台)
  • フリースペース・優先席(600番台)
    フリースペース・優先席(600番台)
  • 車内案内表示装置
    車内案内表示装置
  • トイレ設置部
    トイレ設置部
  • 監視カメラ(600番台)
    監視カメラ(600番台)
  • 乗務員室(600番台)
    乗務員室(600番台)

1000番台(鶴見線用)

1000番台

2023年7月24日にJR東日本横浜支社よりE131系の鶴見線への投入が発表された[JR 1]205系1100番台の置き換え用として、205系と同じ3両編成を組む[JR 1][21]。そのため600番台と同様に中間電動車モハE131形を「0.5M車」とすることで、編成全体のMT比を1ː1としている[22]

車両デザインは、海をイメージしたスカイブルーと路線カラーのイエローの帯を配し、前面は歴代鶴見線車両の車両カラーをイメージした茶色と黄色の水玉模様を採用している[JR 1]。鶴見線の設備の都合上、従来車と異なり車体幅2778mmのストレート車体を採用[JR 1][21][22]した他、運転席は車体全幅にわたって機器が設置され、正面貫通扉は固定されている[22][23] 。将来的な他線区への運用の可能性を考慮し、クモハE131形の前位側屋根上に霜取り用パンタグラフの追設スペースを設けている[24]

車内はオールロングシート仕様で、座席表皮は外観と同様に青と黄色のツートンカラーとしている[JR 1]。フリースペース部は床面を赤色系とし、優先席はモケットをグレーと赤色系とした[22]。客室側ドアは他の番台と異なり、化粧板がないステンレス無地タイプである[21]

編成表
← 鶴見
海芝浦・大川・扇町 →
   
形式 クハE130
(Tc')
モハE131
(M1)
クモハE131
(Mc)
搭載機器 SIV・CP MC MC
車両重量[24]
(t)
33.6(1000番台)
34.0(1080番台)
31.0(1000番台)
31.8(1080番台)
36.9
  • 車内(1000番台)
    車内(1000番台)
  • 優先席(1000番台)
    優先席(1000番台)
  • フリースペース・優先席(1000番台)
    フリースペース・優先席(1000番台)
  • 車内案内表示装置
    車内案内表示装置
  • 乗務員室(1000番台)
    乗務員室(1000番台)
  • 押戸となった乗務員室仕切り(1000番台)
    押戸となった乗務員室仕切り(1000番台)

配置・運用

特記ない限りは2022年(令和4年)10月1日時点での情報を示す[25][26][27]

房総・鹿島エリア

12編成24両(各2両編成)が幕張車両センターに所属している。

相模線

12編成48両(各4両編成)が国府津車両センターに所属している。

宇都宮線・日光線

15編成45両(各3両編成)が小山車両センターに所属している。

鶴見線

8編成24両(各3両編成)が鎌倉車両センター中原支所に所属している。

車歴表

特記ない限りは2022年(令和4年)10月1日時点の新製情報を示す[25][26][27]。ただし、1000番台については、2023年(令和5年)12月末時点の新製情報を基とした[28][29][30]

0番台・80番台

車歴表(E131系0番台・80番台)
編成
番号
クモハ
E131
(Mc)
クハ
E130
(Tc')
製造 落成日 落成
配置
新製
出典
備考
R01 1 1 新津 2020年07月16日 幕張 [25][31]  
R02 2 2  
R03 3 3 2020年08月24日  
R04 4 4  
R05 5 5 2020年10月06日  
R06 6 6  
R07 7 7 2020年11月20日  
R08 8 8  
R09 9 9 2021年02月08日  
R10 10 10  
R11 81 81 2021年02月24日 線路設備モニタリング装置搭載車両[25][4]
R12 82 82 2021年03月15日

500番台・580番台

車歴表(E131系500番台・580番台)
編成
番号
クモハ
E131
(Mc)
サハ
E131
(T)
モハ
E130
(M2)
クハ
E130
(Tc')
製造 落成日 落成
配置
新製
出典
備考
G-01 501 501 501 501 新津 2021年07月12日 国府津 [27][32]  
G-02 502 502 502 502 2021年07月27日  
G-03 503 503 503 503 2021年08月23日  
G-04 504 504 504 504 2021年09月08日  
G-05 505 505 505 505 2021年09月14日  
G-06 506 506 506 506 2021年10月05日  
G-07 507 507 507 507 2021年10月11日  
G-08 508 508 508 508 2021年10月25日  
G-09 509 509 509 509 2021年11月01日  
G-10 510 510 510 510 2021年11月24日  
G-11 581 511 511 581 2022年01月14日 先頭車は線路設備モニタリング装置搭載車両[27][32]
G-12 582 512 512 582 2022年01月21日

600番台・680番台

車歴表(E131系600番台・680番台)
編成
番号
クモハ
E131
(Mc)
モハ
E131
(M1)
クハ
E130
(Tc')
製造 落成日 落成
配置
新製
出典
備考
TN1 601 601 601 新津 2021年08月06日 小山 [26][32]  
TN2 602 602 602 2021年08月05日  
TN3 603 603 603 2021年08月18日  
TN4 604 604 604 2021年08月17日  
TN5 605 605 605 2021年09月02日  
TN6 606 606 606 2021年09月01日  
TN7 607 607 607 2021年09月29日  
TN8 608 608 608 2021年09月27日  
TN9 609 609 609 2021年10月18日  
TN10 610 610 610 2021年10月15日  
TN11 611 611 611 2021年11月15日  
TN12 612 612 612 2021年11月12日  
TN13 613 613 613 2022年01月07日  
TN14 681 614 681 2022年02月01日 先頭車は線路設備モニタリング装置搭載車両[32]
TN15 682 615 682 2022年02月09日

1000番台・1080番台

車歴表(E131系1000番台・1080番台)
編成
番号
クモハ
E131
(Mc)
モハ
E131
(M1)
クハ
E130
(Tc')
製造 落成日 落成
配置
新製
出典
備考
T1 1001 1001 1001 新津 2023年10月02日 鎌倉中原 [28]  
T2 1002 1002 1002 2023年10月10日  
T3 1003 1003 1003 2023年10月18日  
T4 1004 1004 1004 2023年10月26日  
T5 1005 1005 1005 2023年11月20日 [29]  
T6 1006 1006 1006 2023年12月04日 [30]  
T7 1007 1007 1007 2023年12月11日  
T8 1008 1081 1081 2023年12月18日 「モハE131-1081」「クハ130-1081」は線路設備モニタリング装置搭載車両[33][34]

沿革

  • 2020年令和2年)
    • 5月12日:JR東日本が、房総地区および鹿島地区向けに2両編成12本の計24両を投入することを発表[JR 4]
    • 7月16日:同日付で2編成4両が落成し[31]、本線試運転を実施[7]
  • 2021年(令和3年)
    • 3月2日:外房線勝浦駅1番線ホームにて展示会を実施[JR 11]
    • 3月3日:内房線館山駅1番線ホームにて展示会を実施[JR 11]
    • 3月6日:鹿島線潮来駅2番線ホームにて展示会を実施[JR 11]
    • 3月13日:同日のダイヤ改正より、内房線(木更津駅 - 安房鴨川駅間)、外房線(上総一ノ宮駅 - 安房鴨川駅間)、成田線(成田駅 - 香取駅間)、鹿島線(香取駅 - 鹿島神宮駅間)へ投入[JR 2][JR 3]
    • 6月17日:JR東日本が、相模線向けに4両編成12本の計48両[JR 5]、東北本線(宇都宮線)・日光線向けに3両編成15本の計45両を投入することを合わせて発表[JR 6]
    • 11月18日:相模線と横浜線(橋本駅 - 八王子駅間)で運行開始[JR 5][JR 7]
  • 2022年(令和4年)
  • 2023年(令和5年)
  • 2024年(令和6年)
    • 3月16日:鶴見線でワンマン運転を開始。

脚注

[脚注の使い方]

注釈

  1. ^ レール塗油器付き編成は133.1 t[1]
  2. ^ レール塗油器付きは30.1 t[1]
  3. ^ a b 日中時間帯を中心に、両線区で直通運転を実施。
  4. ^ 成田駅 - 佐原駅間では一部列車のみ使用。
  5. ^ 横浜線の橋本駅 - 八王子駅間にも乗り入れていたが、2022年3月のダイヤ改正で乗り入れを取り止めた[JR 9][JR 10]
  6. ^ 小山駅 - 宇都宮駅間は、一部の下り列車のみワンマン運転を実施[JR 9][JR 8]

出典

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JR東日本

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新聞記事

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参考文献

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  • 横山啓之、石井冬貴(東日本旅客鉄道鉄道事業本部運輸車両部車両技術センター)「JR東日本 E131系一般形直流電車の概要」(PDF)『SUBWAY(日本地下鉄協会報)』第230号、日本地下鉄協会、2021年8月27日、40 - 46頁、ISSN 0289-5668、 オリジナルの2021年10月15日時点におけるアーカイブ。 
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  • 横山啓之、石井冬貴、吉田勝博(東日本旅客鉄道鉄道事業本部運輸車両部車両技術センター)「E131系500・600番台一般形直流電車」『鉄道ファン』第61巻第12号(通巻728号)、交友社、2021年12月1日、49 - 55頁、OCLC 61102288。 
  • 編集部「別冊付録『JR旅客会社の車両配置表2022/JR車両のデータバンク2021-2022』」『鉄道ファン』第62巻第7号(通巻735号)、交友社、2022年7月1日、32 - 40頁、OCLC 61102288。 
  • 編集部「JR東日本 車両のうごき(2023年10月分)」『鉄道ファン』第64巻第2号(通巻754号)、交友社、2024年2月1日、p.150。 
  • 編集部「新車速報 2023年12月24日、鶴見線で営業運転を開始 JR東日本 E131系1000番代」『鉄道ファン』第64巻第3号(通巻755号)、交友社、2024年3月1日、p.56-59。 
  • 編集部「JR東日本 車両のうごき(2023年11月分)」『鉄道ファン』第64巻第3号(通巻755号)、交友社、2024年3月1日、p.140。 
  • 編集部「JR東日本 車両のうごき(2023年12月分)」『鉄道ファン』第64巻第4号(通巻756号)、交友社、2024年4月1日、p.154。 
  • ジェー・アール・アール編『JR電車編成表』 2023冬、交通新聞社、2022年11月21日。ISBN 978-4-330-06722-3。 

関連項目

ウィキメディア・コモンズには、JR東日本E131系電車に関連するカテゴリがあります。

外部リンク

  • E131系:JR東日本 - 東日本旅客鉄道
  • 「JR東日本、新型車両E131系を公開 - ワンマン運転に対応」(マイナビ鉄道ニュース)
  • 「JR東日本E131系500番台、相模線の新型車両を報道公開」(マイナビ鉄道ニュース)
  • 「房総地区のニューフェイス! E131系報道公開」(鉄道ホビダス)
  • 「JR東日本E131系 宇都宮線・日光線仕様報道公開!!」 (鉄道ホビダス)
  • 「初の4連仕様! JR東日本E131系 相模線仕様報道公開!!」(鉄道ホビダス)

現有車両

電車
一般用
直流用

クモハ12形(運用終了)- 115系(運用終了)- E127系 - E129系 - E131系 - 201系(運用終了)- 205系 - 209系 - 211系 - E217系 - E231系 - E233系 - E235系

交流直流両用
交流用
直流用蓄電池式
交流用蓄電池式
特急形
直流用

157系(運用終了)- 185系 - 253系 - 255系 - E257系 - E259系 - E261系 - E353系

交流直流両用

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交流用
新幹線
事業用
交流直流両用
燃料電池式
新幹線
EDC方式
気動車
一般用
事業用
客車
一般用
急行形・特急形

12系 - 24系(運用終了)- E26系

皇室用

御料車(運用終了)- 供奉車(運用終了)

貨車
蒸気機関車
電気機関車
直流用
交流直流両用
交流用
ディーゼル機関車

DD14形(運用終了)- DD51形 - DE10形 - DE11形

過去の車両

電車
一般用
直流用
交流直流両用
交流用
急行形・特急形
直流用
交流直流両用
新幹線
事業用
直流用
交流直流両用
交流用
直流用蓄電池式
新幹線
気動車
一般用
事業用
急行形
客車
一般用
急行形・特急形
事業用
貨車
蒸気機関車

C58形(363号機

電気機関車
直流用
交流直流両用
交流用
ディーゼル機関車
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