2007年NCAA男子バスケットボールトーナメント

2007年NCAA男子バスケットボールトーナメント(2007 NCAA Men's Basketball Tournament)とは、2007年NCAA男子バスケットボールトーナメントである。本項ではDivision Iのトーナメントについて述べる。2007年3月13日に始まり、2007年4月2日、フロリダ大学オハイオ州立大学を84対75で破って、2007年のカレッジ全米チャンピオンとなった。フロリダ大学は前年に引き続きの優勝で連覇を達成。

プレイイン・ゲーム

プレイイン・ゲーム
3月13日
   
16a フロリダA&M 69
16b ナイアガラ 77

勝者ナイアガラ大学は西部地区の第16シードとして、同地区第1シードのカンザス大学と対戦

東部地区

日程

1回戦:

2回戦:

  • (第1・4試合):ノースカロライナ州ウィンストン・セーラム ローレンス・ジョエル・ベテランズ・メモリアル・コロシアム - 3月17日
  • (第3試合):カリフォルニア州サクラメント アルコ・アリーナ - 3月17日
  • (第2試合):ワシントン州スポケーン スポケーン・ベテランズ・メモリアル・アリーナ - 3月18日

地区準決勝・決勝

組み合わせ

1回戦
3月15-16日
2回戦
3月17-18日
地区準決勝
3月23日
地区決勝
3月25日
            
ノースカロライナ 86
東ケンタッキー 65
1 ノースカロライナ 81
9 ミシガン州立 67
マーケット 49
ミシガン州立 61
1 ノースカロライナ 74
5 南カリフォルニア 64
南カリフォルニア 77
アーカンソー 60
5 南カリフォルニア 87
4 テキサス 68
テキサス 79
ニューメキシコ州立 67
1 ノースカロライナ 84
2 ジョージタウン(OT) 96
ヴァンタービルト 77
ジョージ・ワシントン 44
6 ヴァンタービルト(2OT) 78
3 ワシントン州立 74
ワシントン州立 70
オーラル・ロバーツ 54
6 ヴァンタービルト 65
2 ジョージタウン 66
ボストンカレッジ 84
テキサス工科 75
7 ボストンカレッジ 55
2 ジョージタウン 62
ジョージタウン 80
ベルモント 55

中西部地区

日程

1回戦:

2回戦:

  • (第2試合):ニューヨーク州バッファロー HSBCアリーナ - 3月17日
  • (第1試合):ルイジアナ州ニューオーリンズ ニューオーリンズ・アリーナ - 3月18日
  • (第4試合):イリノイ州シカゴ ユナイテッド・センター - 3月18日
  • (第3試合):ワシントン州スポケーン スポケーン・ベテランズ・メモリアル・アリーナ - 3月18日

地区準決勝・決勝:

組み合わせ

1回戦
3月15-16日
2回戦
3月17-18日
地区準決勝
3月23日
地区決勝
3月25日
            
フロリダ 112
ジャクソン州立 69
1 フロリダ 74
9 パデュー 67
アリゾナ 63
パデュー 72
1 フロリダ 65
5 バトラー 57
バトラー 57
オールド・ドミニオン 46
5 バトラー 62
4 メリーランド 59
メリーランド 82
デイビッドソン 70
1 フロリダ 85
3 オレゴン 77
ノートルダム 64
ウィンスロップ 74
11 ウィンスロップ 61
3 オレゴン 75
オレゴン 58
マイアミ(オハイオ) 56
3 オレゴン 76
7 ネバダ大学ラスベガス校 72
ネバダ大学ラスベガス校 67
ジョージア工科 63
7 ネバダ大学ラスベガス校 74
2 ウィスコンシン 68
ウィスコンシン 76
テキサスA&M-CC 63

南部地区

日程

1回戦:

2回戦:

  • (第1・3試合):ケンタッキー州レキシントン ラップ・アリーナ - 3月17日
  • (第2試合):オハイオ州コロンバス ネイションワイド・アリーナ - 3月18日
  • (第4試合):ルイジアナ州ニューオーリンズ ニューオーリンズ・アリーナ - 3月18日

地区準決勝・決勝:

組み合わせ

1回戦
3月15-16日
2回戦
3月17-18日
地区準決勝
3月22日
地区決勝
3月24日
            
オハイオ州立 78
セントラル・コネチカット州立 57
1 オハイオ州立(OT) 78
9 ザビエル 71
ブリガムヤング 77
ザビエル 79
1 オハイオ州立 85
5 テネシー 84
テネシー 121
ロングビーチ州立 86
5 テネシー 77
4 バージニア 74
バージニア 84
オールバニ 57
1 オハイオ州立 92
2 メンフィス 76
ルイビル 78
スタンフォード 58
6 ルイビル 69
3 テキサスA&M 72
テキサスA&M 68
ペンシルベニア 52
3 テキサスA&M 64
2 メンフィス 65
ネバダ(OT) 77
クレイトン 71
7 ネバダ 62
2 メンフィス 78
メンフィス 73
北テキサス 58

西部地区

日程

1回戦:

  • (第5・6試合):ニューヨーク州バッファロー HSBCアリーナ - 3月15日
  • (第7・8試合):カリフォルニア州サクラメント - 3月15日
  • (第3・4試合):オハイオ州コロンバス ネイションワイド・アリーナ - 3月16日
  • (第1・2試合):イリノイ州シカゴ ユナイテッド・センター - 3月16日

2回戦:

  • (第3試合):ニューヨーク州バッファロー HSBCアリーナ - 3月17日
  • (第4試合):カリフォルニア州サクラメント アルコ・アリーナ - 3月17日
  • (第2試合):オハイオ州コロンバス ネイションワイド・アリーナ - 3月18日
  • (第1試合):イリノイ州シカゴ ユナイテッド・センター - 3月18日

地区準決勝・決勝:

組み合わせ

1回戦
3月15-16日
2回戦
3月17-18日
地区準決勝
3月22日
地区決勝
3月24日
            
カンザス 107
ナイアガラ 67
1 カンザス 88
8 ケンタッキー 76
ケンタッキー 67
ビラノバ 58
1 カンザス 61
4 南イリノイ 58
バージニア工科 54
イリノイ 52
5 バージニア工科 48
4 南イリノイ 63
南イリノイ 61
ホーリークロス 51
1 カンザス 55
2 UCLA 68
デューク 77
バージニア・コモンウェルス 79
11 バージニア・コモンウェルス 79
3 ピッツバーグ(OT) 84
ピッツバーグ 79
ライト州立 58
3 ピッツバーグ 55
2 UCLA 64
インディアナ 70
ゴンザガ 57
7 インディアナ 49
2 UCLA 54
UCLA 70
ウィーバー州立 42

ファイナルフォー

全米準決勝:ジョージア州アトランタジョージア・ドーム - 2007年3月31日

  • カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA、西部地区優勝校) - フロリダ大学(中西部地区優勝校)
  • オハイオ州立大学(南部地区優勝校) - ジョージタウン大学(東部地区優勝校)

全米決勝:ジョージア州アトランタ、ジョージア・ドーム - 2007年4月2日

  • フロリダ大学(西部・中西部地区勝者) - オハイオ州立大学(南部・東部地区勝者)
全米準決勝
3月31日
全米決勝
4月2日
      
W2 UCLA 66
M1 フロリダ 76
M1 フロリダ 84
S1 オハイオ州立 75
S1 オハイオ州立 67
E2 ジョージタウン 60

ノート

  • フロリダA&M大学は、プレイイン・ゲームに再度出場した初めての大学となった。2004年にはプレイイン・ゲームで勝利したが、1回戦で敗れている。
  • デューク大学は、1996年以降で初めて1回戦で敗退した。これにより、9年連続で達成していたベスト16進出が途絶えた。
  • 1993年以来はじめて第10シードの学校が2回戦に進出できなかった。第12シードの学校が第5シードの学校に1つも勝てなかったのは2000年以来であり、過去17年間で2回だけである。
  • テネシー大学が南部地区1回戦のカリフォルニア州立大学ロングビーチ校(ロングビーチ州立)に対して挙げた121点は、1回戦の最多得点記録であり、テネシー大学の新記録である。
  • ニューオーリンズで開催された1回戦と2回戦の間、ハリケーン・カトリーナの被害からの復興の一環として、NCAAは、学生ボランティアによる住居提供プログラムに関するロゴをコートの床面に掲示することを認めた。NCAAの競技大会でNCAA以外のロゴが認められたのは初めて。
  • 本大会は、1995年以来初めて10位以下のシード校がベスト16に進出できなかった大会となった。ベスト16に進出した学校のうち最も低いシード順位は、ネバダ大学ラスベガス校の第7シードである。
  • 地区準決勝・決勝の各試合で初めて本大会用にしつらえたコートが使用された。
  • ベスト8進出チームのシード順位は、第1シードが4校、第2シードが3校、第3シードが1校であった。これはNCAAトーナメントでシード制が始まって以来、最も上位のシード校群がベスト8に進出したことになる。
  • UCLAがベスト4(ファイナル・フォー)に進出したのは17回目で、NCAAトーナメント史上最多である。UCLAはこれまで11回優勝しており、ベスト4進出の記録は自己記録の更新である。オハイオ州立大学は1960年、ジョージタウン大学は1984年、フロリダ大学は2006年に優勝をしており、ファイナル・フォー進出4校全てが優勝経験があるのは、1993年、1995年、1998年に続いての4回目。
  • 地区決勝でのノースカロライナ大学の敗北により、NCAAトーナメントが64校でのトーナメントに拡張されて以来初めて、ACC所属のチームがファイナル・フォーに2年連続で進出できなかった。ACCのチームが2年連続でファイナル・フォーに進出できなかったのは1979年・1980年以来。
  • 全米決勝でのフロリダ大学とオハイオ州立大学の対戦は、カレッジフットボールの2007年BCSナショナル・チャンピオンシップ・ゲームと同じ組み合わせ。当該対戦は12週間前にフェニックス大学のスタジアムで行われ、41対14でフロリダ大学が勝利した(2回戦での南カリフォルニア大学テキサス大学の対戦は、2006年シーズンの年度優勝校を決定するローズボウルと同じ対戦カードであった)。
  • フロリダ大学は今シーズン、バスケットボールでオハイオ州立大学をホームに迎え対戦し、86対60で破っていることから、本大会の全米決勝での勝利により、2つのメジャーなカレッジスポーツ(バスケットボール・フットボール)でオハイオ州立大学に本年度3勝0敗の記録を残していることとなる。
  • ファイナル・フォー進出の各校はいずれも2006年のトーナメントに参加している。2006年のトーナメントでは、オハイオ州立大学は2回戦でジョージタウン大学に敗れており、ジョージタウン大学は地区準決勝でフロリダ大学に敗れている。フロリダ大学は全米決勝にてUCLAを破って優勝している。

関連項目

外部リンク

  • NCAA Men's Basketball(公式:英語)
NCAAディビジョンI男子バスケットボールトーナメント
1930年代

1930, 1931, 1932, 1933, 1934, 1935, 1936, 1937, 1938, 1939

1940年代

1940, 1941, 1942, 1943, 1944, 1945, 1946, 1947, 1948, 1949

1950年代

1950, 1951, 1952, 1953, 1954, 1955, 1956, 1957, 1958, 1959

1960年代

1960, 1961, 1962, 1963, 1964, 1965, 1966, 1967, 1968, 1969

1970年代

1970, 1971, 1972, 1973, 1974, 1975, 1976, 1977, 1978, 1979

1980年代

1980, 1981, 1982, 1983, 1984, 1985, 1986, 1987, 1988, 1989

1990年代

1990, 1991, 1992, 1993, 1994, 1995, 1996, 1997, 1998, 1999

2000年代

2000, 2001, 2002, 2003, 2004, 2005, 2006, 2007, 2008, 2009

2010年代

2010, 2011, 2012, 2013, 2014, 2015, 2016, 2017, 2018, 2019

2020年代

2020, 2021