鴨池

曖昧さ回避 この項目では、アヒルなどの水鳥が生息するために設けられたについて説明しています。その他の用法については「鴨池 (曖昧さ回避)」をご覧ください。

鴨池(かもいけ)、アヒル池[1](アヒルいけ、英語: duck pond)は、庭園その他にアヒルや他の水鳥生息のために設けた水辺

アヒルの池は池水を使用して水浴したり飲んだりする水鳥やその他鳥の生息地を提供することで、そうした鳥類鑑賞を目的ともしている。

日本では、浜離宮恩賜庭園などにある、皇室の狩猟場としての役割を担った鴨場が知られるが、新宿御苑が植物御苑の時代に現在にもある日本庭園に鴨池を設けていた[2][3]。御苑にあった池の場合、鴨を狩るための池は丸型で行き止まり水路をいくつか設けている。

東京都世田谷区にある高源院庭園に烏山の鴨池[4]と呼ばれる弁天池がある。 世田谷区と区民が選んだ「せたがや百景」にも、「烏山の鴨池」として選ばれている。

日本の鴨池の場合、18世紀後期に確立された手法があり必ず中島を設けるが、これは鴨は中島のある池を好んで越冬にやってくるため、そこに餌付けしたおとりのアヒルを飼い、合図をするとおとりアヒルが多数設けた水路に入っていき、そうすると鴨はそのあとをついていってしまうのである。水路両脇を土手で固めていて、鴨には安心できるようであるが、突き当たりの土手に監視小屋が設けてあって、水路両脇の土手に網をしかけ、ころ合いを見計らってまよい込んだ鴨を一網打尽で捕らえるのである。

脚注

  1. ^ “アヒル池にいるのは…?”. でっきぶらし(News Paper). 静岡市立 日本平動物園 (2016年8月). 2022年12月9日閲覧。
  2. ^ 施設及び歴史的背景 - 環境省
  3. ^ 新宿御苑の歴史 - 国民公園協会
  4. ^ 『烏山の鴨池』 - コトバンク

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