田中りえ

曖昧さ回避 田中理恵」、「田中理絵」、あるいは「田中利恵」とは別人です。

田中 りえ(たなか りえ、1956年7月1日 - 2013年7月12日[1])は、日本の小説家東京出身。父親は作家の田中小実昌

来歴

1974年私立和光高等学校を卒業、二浪した後、早稲田大学第一文学部入学。文芸学科の卒論小説「おやすみなさい、と男たちへ」を1981年「早稲田文学」に発表。元祖女子大生作家として話題となった。以後数冊の小説を刊行するが、西武百貨店に入社し執筆活動は下火になる。

その後はドイツ人の男性と結婚、一男を儲けた[2] が、後に離婚している。

そして、2008年4月「早稲田文学」に、自身の結婚生活を題材とした「ちくわのいいわけ」を発表し、長いブランクを経ての新作となった。

2013年7月12日、子宮癌で死去[3]

著作

 「おやすみなさい、と男たちへ」(講談社、1982年)のち文庫
 「ぞうさんダンスで、さよならモスクワ―シベリア鉄道で行ってきたよ」(講談社、1983年)
 「中沢けい・田中りえの部屋 (セリ・シャンブル (1))」(中沢けいとの共著。旺文社、1985年)
 「やさしく、ねむって」(講談社、1988年)
 「ブレーメンから飛んで、チベットに着陸」(トレヴィル、1990年)
 「ちくわのいいわけ」(愛育社、2014年)

脚注

  1. ^ 田中りえさん(作家)が死去 読売新聞 2013年9月25日
  2. ^ 2018年現在、東京都内で飲食店を経営する実業家となっている 「大人が思うより子どもには世界が見えている」(紫原 明子)東洋経済オンライン
  3. ^ 田中りえさん=作家

外部リンク

ホームページ「ガストハウス田中」 ※リンク切れ(2018年9月4日確認)

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