恋愛準決勝戦

恋愛準決勝戦
Royal Wedding
アステアとパウエル
監督 スタンリー・ドーネン
脚本 アラン・ジェイ・ラーナー
製作 アーサー・フリード
出演者 フレッド・アステア
ジェーン・パウエル
音楽 ジョニー・グリーン(音楽監督)
バートン・レイン(作曲)
撮影 ロバート・H・プランク
編集 アルバート・アクスト
製作会社 MGM
配給 MGM
公開 アメリカ合衆国の旗 1951年3月8日
日本の旗 1956年2月1日
上映時間 93分
製作国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語 英語
製作費 約1,590,920ドル
興行収入 3,925,000ドル(全世界配収)
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恋愛準決勝戦』(れんあいじゅんけっしょうせん、原題:Royal Wedding)は、1951年に製作・公開された(撮影は1950年アメリカ映画

概要

スタンリー・ドーネンが監督、フレッド・アステアジェーン・パウエルが兄妹役で主演し、ピーター・ローフォードウィンストン・チャーチルの娘サラ・チャーチルが共演した。妹役には当初ジューン・アリソンジュディ・ガーランドが予定されていた。

1947年のエリザベス王女とマウントバッテン公爵のご成婚に乗じて作られた映画だが、ストーリーは大筋で1928年にフレッド・アステアおよび初期のパートナーであった姉の アデル・アステア(英語版)が『ファニー・フェイス』をもってロンドンに乗り込んだ際の顛末をモチーフとしている。(実際、姉のアデルはその公演で貴族と結婚し引退している)

テクニカラー作品として撮影され、アステアのダンスシーンでは一部トリック撮影が用いられた。2010年現在は米国・日本ともにパブリックドメイン作品となっている[1]

『恋愛準決勝戦』という邦題は、映画の中でカップルが2組生まれることに由来するが、イメージの沸き辛さから現在では『ロイヤル・ウエディング』と原題でソフト化される事もある。なおイギリスでは『ウエディング・ベルズ』の題名で公開されているが、これはドキュメンタリーと間違われないための配慮である[2]

日本での1956年初公開時には、『電波スパイ戰』が同時上映された。[3]

キャスト

  • トム:フレッド・アステア
  • エレン(トムの妹):ジェーン・パウエル
  • ジョン・ブリンデイル:ピーター・ローフォード
  • アン:サラ・チャーチル

スタッフ

  • 監督:スタンリー・ドーネン
  • 製作:アーサー・フリード
  • 脚本:アラン・ジェイ・ラーナー
  • 音楽監督:ジョニー・グリーン
  • 作曲:バートン・レイン
  • 撮影監督:ロバート・H・プランク
  • 編集:アルバート・アクスト
  • 美術:セドリック・ギボンズ、ジャック・マーティン・スミス
  • 装置:エドウィン・B・ウィリス
  • 録音:ダグラス・シアラー

アカデミー賞ノミネーション

  • 歌曲賞:バートン・レイン(作曲)、アラン・ジェイ・ラーナー(作詞)

脚注

  1. ^ Pierce, David (June 2007). “Forgotten Faces: Why Some of Our Cinema Heritage Is Part of the Public Domain”. Film History: An International Journal 19 (2): 125–43. doi:10.2979/FIL.2007.19.2.125. ISSN 0892-2160. OCLC 15122313. http://www.jstor.org/stable/25165419 2012年1月5日閲覧。. 
  2. ^ “Royal Wedding” (1951年). 2014年2月20日閲覧。
  3. ^ 横浜ピカデリー館名のパンフレット No. 4より。“同時公開 メトロ映画「世界犯罪シリーズ」第一篇 電波スパイ戰 PATROLLING THE ETHER”とある。

外部リンク

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アーサー・フリードプロデュース映画
プロデュース作品
  • 青春一座(1939)
  • ストライク・アップ・ザ・バンド(1940)
  • リトル・ネリー・ケリー(英語版)(1940)
  • レディ・ビー・グッド(1941)
  • ブロードウェイ(1941)
  • パナマ・ハッティ(英語版)(1942)
  • フォー・ミー・アンド・マイ・ギャル(1942)
  • キャビン・イン・ザ・スカイ(1943)
  • デュバリイは貴婦人(英語版)(1943)
  • ベスト・フット・フォワード(英語版)(1943)
  • ガール・クレイジー(1943)
  • 若草の頃(1944)
  • ヨランダと泥棒(英語版)(1945)
  • ハーヴェイ・ガールズ(英語版)(1946)
  • ジーグフェルド・フォリーズ(1946)
  • 雲流るるはてに(英語版)(1946)
  • グッド・ニュース(英語版)(1947)
  • サンマー・ホリデイ(英語版)(1948)
  • 踊る海賊(1948)
  • イースター・パレード(1948)
  • ワーズ&ミュージック(1948)
  • 私を野球につれてって(1949)
  • ブロードウェイのバークレー夫妻(英語版)(1949)
  • 踊る大紐育(1949)
  • アニーよ銃をとれ(1950)
  • ペイガン・ラヴ・ソング(英語版)(1950)
  • 恋愛準決勝戦(1951)
  • ショウ・ボート(1951)
  • 巴里のアメリカ人(1951)
  • ベル・オブ・ニューヨーク(英語版)(1952)
  • 雨に唄えば(1952)
  • バンド・ワゴン(1953)
  • ブリガドーン(英語版)(1954)
  • いつも上天気(1955)
  • キスメット(英語版)(1955)
  • 舞踏への招待(英語版)(1956)
  • 絹の靴下(1957)
  • 恋の手ほどき(1958)
  • ベルズ・アー・リンギング(英語版)(1960)
クレジット無し
プロデュース作品
ミュージカル以外
  • 二日間の出会い(英語版)(1945)
  • エニー・ナンバー・キャン・プレイ(英語版)(1949)
  • 危機の男(英語版)(1950)
  • 地下街の住人(英語版)(1960)
  • Light in the Piazza(1962)
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  • フランス
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