小粉紅

小粉紅(しょうふんこう、シャオフェンホン)とは、中華人民共和国における1990年代以降に生まれた若い世代の民族主義者のこと。

この語は「ピンクちゃん」という意味で[1]、1990年代以降に生まれた世代は、「未熟な共産主義者」であり「完全に赤く染まっていない」という意味で中国語で小粉紅とよばれる。2016年1月20日に、台湾民進党候補のFacebookに中国大陸のネットユーザーから大量のスパムコメントが届く事件があった。これを2016年中国大陸ネット民出征Facebook事件(中国語版)という[2]。 それ以降、活動が活発化しメディアと学問的注目を集めるようになった[3][4]

歴史

この言葉は当初、当初中国の文学サイトの晋江文学城から派生をした。このサイトはピンクを背景にしており、女性ユーザーの割合が非常に高く、この名前がつけられた。2008年頃から、中国からの移民や留学生が民族主義傾向や、そういった行動が顕著になり、「晋江憂国少女団」あるいは「小粉紅」と呼ばれるようになった[5][6]。現在は「小粉紅」の言葉は晋江文学城の作品は関係なく「愛国青年」、または若い「民族主義者」の意味で使用される。

問題点

2008年以降、錦江区の小粉紅がネットコミュニティの主要イベントに参加し始めた。その後、「愛国的な気持ちを示すため」社会的な公的行事にますます関わるようになる。しかし、「小粉紅」グループには、政治的・歴史的知識の欠如、判断の欠如、スピーチ、極端なパフォーマンスなどの問題点が指摘されている[7]。現在、「小粉紅」は中国共青団の組織によって組織的に支持されている[8]台湾独立運動香港独立運動チベット独立運動などが議論される事態になると「小粉紅」は集団行動を起こし、レディー・ガガダライラマとの会談や、2016年のリオオリンピックでは、オーストラリアのスイマー、マック・ホートンのコミュニティアカウントへの集団書き込みを行った[9][10]。また台湾の総統である蔡英文のツイッターとFacebookのアカウントは常に小粉紅や五毛党の攻撃対象となっている。

脚注・出典

  1. ^ 親日思想が原因で破局?中国の若者に蔓延する歪んだ”愛国思想”
  2. ^ Facebookが中国で解禁? 中国IT情報局
  3. ^ “The East is pink”. The economist (2016年8月13日). 2017年11月2日閲覧。
  4. ^ 小粉红”爱国也要“萌萌哒
  5. ^ “小粉红”爱国也要“萌萌哒”. 千龙网. 2016-02-06.
  6. ^ The East is pink
  7. ^ 為「小粉紅」的樸素愛國情感點讚
  8. ^ 權力漩渦中,小粉紅的過火與荒誕
  9. ^ 澳选手对中国游泳运动员孙杨“出言不逊” “小粉红”再度“远征”淹没霍顿社媒网页
  10. ^ 见达赖喇嘛 大陆粉丝气愤刷屏

関連項目

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