仲地礼亜

仲地 礼亜
中日ドラゴンズ #31
2023年8月10日 横浜スタジアム
基本情報
国籍 日本の旗 日本
出身地 沖縄県中頭郡読谷村
生年月日 (2001-02-15) 2001年2月15日(23歳)
身長
体重
177 cm
83 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 投手
プロ入り 2022年 ドラフト1位
初出場 2023年5月13日
年俸 1500万円(2024年)[1]
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)
この表について
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仲地 礼亜(なかち れいあ、2001年2月15日 - )は、沖縄県中頭郡読谷村出身[2]プロ野球選手投手)。右投右打。中日ドラゴンズ所属。

経歴

プロ入り前

読谷村立古堅南小学校で野球を始め、読谷村立古堅中学校在学時は硬式野球のクラブチームである北谷ボーイズでプレーしていた。

2学年上の兄・玖礼を追い、沖縄県立嘉手納高等学校へ進学[3]。1年夏にチームは第98回全国高等学校野球選手権大会へ出場し、玖礼がエースを務めたが、自身はベンチ外だった。その後2年時からエースを務めた。1年夏以降は甲子園大会への出場はなく、3年夏は沖縄県大会準決勝で宮城大弥擁する興南に敗れた[4]

沖縄大学に進学し、1年時からベンチ入り。3年春に出場した全日本大学野球選手権大会では名城大学を相手に8回1失点と好投し、注目を集めた[2][5]

2022年9月10日にプロ志望届を提出[3]。その後、10月19日に中日ドラゴンズが仲地をドラフト1位指名することを公表し[5]、10月20日のドラフト会議で公言通り中日からドラフト1位で指名された[6][7]。沖縄県の大学に所属する選手がドラフト会議で指名されるのは史上初のこととなった[2][6][7]。11月7日に契約金1億円、年俸1600万円、出来高5000万円で仮契約を結んだ[8]。背番号は31[9]

中日時代

2023年、春季キャンプは二軍スタートとなったが、終盤に一軍に合流。オープン戦に登板し経験を積んだ。5月13日の東京ヤクルトスワローズ戦でプロ初登板、初先発したが、初回に村上宗隆に2点本塁打を許し、左脇腹を痛めたこともあり2回の攻撃で代打を送られ1回2失点で降板し、敗戦投手となった[10][11]。7月26日の横浜DeNAベイスターズ戦では6回無失点と好投し、プロ初勝利を記録した[12]。この年は9試合に登板して2勝5敗、防御率4.98、37奪三振を記録した。オフに100万円ダウンの年俸1500万円で契約更改した[13]。11月下旬からは台湾で行われたアジアウインターベースボールリーグにNPB WHITEのメンバーとして派遣された[14]

2024年も開幕は二軍スタートとなった。二軍公式戦8試合に登板して、3勝2敗、防御率3.23と状態を上げ、5月26日に一軍に昇格。同日のヤクルト戦で先発投手として同年初登板した。1回を2奪三振で三者凡退に抑える立ち上がりで、次の回に向けてキャッチボールをしていた時にベンチ裏に下がる。2回に入る際に治療時間の要請を行われたが、そのままマウンドに戻ることなく緊急降板となった[15]。翌日、右足を痛めたことを理由に登録を抹消された[16]

選手としての特徴・人物

最速152km/h[17]を誇る本格派右腕[7]で、チェンジアップ、カーブ、カットボール、スライダー、ツーシームスプリットの6種類の変化球を投じる[5]

目標とする選手に、同郷出身の安仁屋宗八東浜巨を挙げている[8]

詳細情報

年度別投手成績





















































W
H
I
P
2023 中日 9 9 0 0 0 2 5 0 0 .286 194 43.1 41 6 25 1 0 37 0 0 24 24 4.98 1.52
通算:1年 9 9 0 0 0 2 5 0 0 .286 194 43.1 41 6 25 1 0 37 0 0 24 24 4.98 1.52
  • 2023年度シーズン終了時

年度別守備成績



投手












2023 中日 9 3 7 0 1 1.000
通算 9 3 7 0 1 1.000
  • 2023年度シーズン終了時

記録

初記録
投手記録
打撃記録
  • 初打席:2023年7月26日、対横浜DeNAベイスターズ13回戦(バンテリンドーム ナゴヤ)、3回裏にロバート・ガゼルマンから空振り三振

背番号

  • 31(2023年 - )

脚注

[脚注の使い方]

出典

  1. ^ 「中日 - 契約更改 - プロ野球」『日刊スポーツ』。2024年5月27日閲覧
  2. ^ a b c 「中日ドラフト1位・仲地礼亜「正直、信じられなかった」 「プロでは勝てる投手になりたい」」『中日スポーツ・東京中日スポーツ』中日新聞社、2022年10月20日。2022年10月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年10月20日閲覧
  3. ^ a b 「甲子園出場の兄を追い沖縄大へ 最速151キロの仲地礼亜、プロ志望」『朝日新聞デジタル』2022年9月9日。2022年10月19日閲覧
  4. ^ 「【高校野球沖縄大会】興南が決勝へ進出 7―2で嘉手納破る 2年連続20度目」『琉球新報デジタル』2018年7月22日。2022年10月19日閲覧
  5. ^ a b c 「【中日】ドラフト1位指名公表、沖縄大・仲地礼亜 2位以降はセンターライン強化へ」『日刊スポーツ』2022年10月19日。2022年10月19日閲覧
  6. ^ a b 「【ドラフト会議】中日が沖縄大・仲地礼亜を単独1位指名 沖縄県内の大学から史上初のドラフト指名」『スポニチ Sponichi Annex』株式会社スポーツニッポン新聞社、2022年10月20日。2022年10月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年10月20日閲覧
  7. ^ a b c 「中日は沖縄大・仲地礼亜を一本釣り 151キロ右腕を公言通り1位指名」『中日スポーツ・東京中日スポーツ』中日新聞社、2022年10月20日。2022年10月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年10月20日閲覧
  8. ^ a b 「【中日】ドラフト1位の仲地礼亜が仮契約 目指すのは「先発で勝てる投手」 沖縄の新たな星になる」中日スポーツ、2022年11月8日。2022年11月16日閲覧
  9. ^ 「【中日】中日が新入団選手発表 ドラフト1位の仲地礼亜は背番号31 村松開人は5、田中幹也が2」スポーツ報知、2022年12月1日。2022年12月1日閲覧
  10. ^ 「【中日】プロ初登板のドラ1・仲地礼亜に洗礼、初回に」『中日スポーツ・東京中日スポーツ』2023年5月13日。2023年11月8日閲覧
  11. ^ 「【中日】プロ初先発ドラ1仲地礼亜は1回2失点で降板 立浪監督「脇腹つったみたい」投げ抹消へ」『日刊スポーツ』2023年5月13日。2024年5月27日閲覧
  12. ^ 安藤宏樹「【中日】仲地礼亜プロ初勝利 球団ドラフト1位投手の本拠地初登板勝利は98年川上憲伸以来」『日刊スポーツ』2023年7月26日。2023年11月8日閲覧
  13. ^ 「中日・仲地礼亜は100万円ダウン、年俸1500万円でサイン 期待のドラフト1位、ルーキーイヤーは2勝5敗」『中日スポーツ・東京中日スポーツ』2023年11月8日。2023年11月8日閲覧
  14. ^ 「中日・仲地礼亜、台湾での今季ラス投は直球重視 「ボールは一級品。菅野みたいになれる」とコーチも評価」『中日スポーツ・東京中日スポーツ』2023年12月12日。2024年1月3日閲覧
  15. ^ 「【中日】先発の仲地礼亜にアクシデント、2回のマウンドに立つことなく降板 3者凡退から治療に」『日刊スポーツ』2024年5月26日。2024年5月27日閲覧
  16. ^ 「中日、仲地礼亜の出場選手登録抹消 26日のヤクルト戦でアクシデント降板「右足です」」『中日スポーツ』2024年5月27日。2024年5月27日閲覧
  17. ^ 「ルーキー・仲地礼亜 自己最速を更新152キロ、高橋周平ら代打陣が奮闘【3日のドラゴンズ】」『メ~テレ』。2023年8月8日閲覧
  18. ^ 「【中日】“村神様”に2発4打点献上…プロ初登板の仲地礼亜は1回2失点降板で初黒星 細川成也に移籍1号」『スポーツ報知』2023年5月13日。2023年5月13日閲覧
  19. ^ 「中日ドラ1仲地礼亜 ”謙虚すぎる”四球を反省「投手相手に遠慮してしまって」【一問一答】」『中日スポーツ』2023年7月26日。2023年7月26日閲覧

関連項目

外部リンク

  • 個人年度別成績 仲地礼亜 - NPB.jp 日本野球機構
  • 選手の各国通算成績 Baseball-Reference (Japan)
  • 選手名鑑 - 中日ドラゴンズ公式サイト
  • 選手情報 - 週刊ベースボールONLINE
  • 仲地礼亜 (@nakachi.reia) - Instagram
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