ラグ・ヴァンシャ

ラグ・ヴァンシャ(Raguvamsa)は、インド詩人劇作家であるカーリダーサの作品の一つである叙事詩。「ラグ王家の系譜」の意。

全19章。英雄ラーマを中心とするイクシュヴァーク王家の事績と後裔の歴史について物語る。6篇のマハーカービヤ(美文体叙事詩)の中でも特に優れたものとして筆頭に名が挙げられる。第4章のラグがインドを征服する物語、第11章の若かりしラーマの偉業、第12章の羅刹ラーヴァナを倒すまでの放浪の物語、第13章のラーマが妃シーターとともに過ごした土地を思い出させる場面などが有名。

主な内容

  • 第1章~第9章 - ディリーパ、ラグ、アジャの3代。
  • 第10書~第17章 - ダシャラタ(アジャの子)、ラーマ、クシャの3代。
  • 第18章~第19章 - 以下、アグニヴァルナにいたる、24代の子孫について。

関連項目

外部リンク

サンスクリット版ウィキソースに本記事に関連した原文があります。
Raghuvaṃśa in Sanskrit
登場人物
イクシュヴァーク王家
ヴァナラ
ラークシャサ
鳥族
その他の登場人物
地名
挿話
派生文学
  • ラグ・ヴァンシャ(カーリダーサ作)
  • ラーヴァナヴァダ(ラーヴァナの殺戮, バッティ作)
  • マハーヴィーラチャリタ(大武勇の行状, バヴァブーティ作)
  • ウッタララーマチャリタ(ラーマ王の後日物語, バヴァブーティ作)
  • バーララーマーヤナ( ラージャシェーカラ作)
  • ラームチャリトマーナス(トゥルシーダース作)
  • ラーマキエン
  • 宝物集
関連項目
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