トビト記

ヘブライ聖書
または
旧約聖書
詳細は聖書正典を参照
ユダヤ教プロテスタント
カトリック教会東方教会
ユダヤ教とプロテスタントが除外
東方正教会が含む
ロシア正教会エチオピア正教会が含む
エチオピア正教会が含む
ペシッタ訳聖書が含む
  • 詩篇第152-155篇(英語版)
  • バルク 2(英語版)
古代教会スラブ語聖書が含む
  • バルク 3(英語版)
『トビトとアンナ』レンブラント・ファン・レイン、1626年

トビト記』(Book of Tobit)は、捕囚の地に生きたトビトの物語。『トビト記』は教派によって扱いに違いがあり、ユダヤ教では外典として扱い、カトリック教会正教会では旧約聖書続編(または第二正典)に加えている。また、プロテスタントでは聖書としてではなく、文学として扱っている。

物語

物語は以下のようなものである。アッシリア捕囚で連れていかれ、ニネベに暮らすナフタリ族のトビトは善行を積んでおり、ある日、危険を顧みず殺されたユダヤ人の死体を埋葬した。穢れを嫌って庭で寝ているとすずめの糞が目におちて失明してしまう。さらにささいなことで妻をも疑ったことを恥じ、トビトは死を願う。同じころ、悪魔アスモダイのせいで夫たちが次々に初夜に死んでしまうことで悩む女性サラも死を願っていた。神はこれを聞いて天使ラファエルを差し向ける。その後、紆余曲折を経て、息子トビアの尽力でトビトの目はみえるようになり、トビアはサラについていた悪魔を追い出してサラと結婚した。

日本語訳

ギャラリー

関連項目

歴史書・知恵文学・預言書(旧約聖書モーセ五書以外)
歴史書
基本
カトリック版・正教会版に収録
知恵文学
基本
カトリック版に収録
正教会版に収録
  • オデス書
  • ソロモンの詩篇
大預言書
基本
カトリック版・正教会版に収録
小預言書
関連項目
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