タミヤ・エアロアバンテ

エアロアバンテ(AERO AVANTE)は、タミヤが「1/1 GIANT MINI 4WD PROJECT (1/1ミニ四駆実車化プロジェクト)」で開発したレーサーミニ四駆、「エアロアバンテ」の実動車両である。

タミヤ・エアロアバンテ
1/1 GIANT MINI 4WD AERO AVANTE
大阪オートメッセ2017にて展示されていた車両
概要
製造国 日本の旗 日本
デザイン タミヤ
ボディ
乗車定員 1人
ボディタイプ バギー
駆動方式 FR
パワートレイン
エンジン 1.6L 4ストローク強制空冷水平対向4気筒OHV
最高出力 UNKNOWN
最大トルク UNKNOWN
変速機 前進4速
後退1速
前:コイルオーバー
後:コイルオーバー
前:コイルオーバー
後:コイルオーバー
車両寸法
ホイールベース UNKNOWN
全長 4650mm
全幅 2800mm
全高 1440mm
車両重量 UNKNOWN
最大積載量 UNKNOWN
系譜
後継 UNKNOWN
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概要

2015年6月10日、タミヤはミニ四駆の「エアロアバンテ」を1分の1サイズの「本物のレーシングカー」にするプロジェクト「1/1 GIANT MINI 4WD PROJECT」を発表し、同年10月18日に開かれた「ミニ四駆ジャパンカップ2015 チャンピオン決定戦」において完成車を披露した[1][2]。その後、数度の走行イベントを経てタミヤ本社で展示された後、2024年5月24日にオープンしたTAMIYA PLAMODEL FACTORY TOKYOで展示されている[3]

開発期間は約半年。シャシー設計は金子眞佐一、動力系統は河内直人、ボディは片桐浩治と神山秀彦、塗装は内藤康人、車体組み立ては「アバンテ」の開発設計者である滝文人が担当した[4]

車両詳細

  • ベース車両はフォルクスワーゲン バギーだが、エンジンとエンジンマウント、車両前部のトーションバー以外は作り変えられている[4]
  • ボディ全長 4150mm
  • 最低地上高 150mm
  • 最高速度 180km/h[5]
  • キャノピーはポリカーボネート
  • ノーズコーン、リアウィングはカーボンファイバーFRP
  • 塗装はウレタン
  • エンジンはキャブレター式ガソリンエンジンで、最高回転数は7000rpm
  • ホイール径は22インチ
  • タイヤサイズは295/30ZR22
  • ミニ四駆の特徴であるバンパーと軸受けも再現され、軸受けは実際に回転する仕様になっている[1]

エアロアバンテ開発に至る背景

  • ミニ四駆の「エアロアバンテ」は、2012年に発売したミニ四駆30周年記念モデル[5]
  • 開発目標では、「本物のレーシングカー」を作り上げる事を目指した為、動力源には敢えてレシプロエンジンを搭載[2]。軽量化や整備性の関係から、電気動力が見送られた。
  • エアロアバンテ(ミニ四駆スターターパック)

関連項目

爆走兄弟レッツ&ゴー!!WGP 暴走ミニ四駆大追跡! - ミニ四駆実車化の先例。本作の主役マシンである「ガンブラスターXTO」が実際に実車化され、同時上映作品「ミニ四ファイター超速プロジェクト スイッチ・オン」のエンディングは同車が実際に鈴鹿サーキットを走る空撮映像で幕を閉じる。

脚注

  1. ^ a b “1分の1サイズのミニ四駆が走行、「デジタルツールほぼ使わずに完成」”. MONOist. p. 1. 2021年4月27日閲覧。
  2. ^ a b 株式会社インプレス (2015年10月18日). “タミヤの実車版ミニ四駆「エアロ アバンテ」が走った!…最高速180km/h”. Car Watch. 2021年4月27日閲覧。
  3. ^ “「なんだあのデカいミニ四駆!」東京のビジネス街ど真ん中にできた“タミヤの新拠点”が圧巻!”. 乗りものニュース (2024年5月24日). 2024年5月26日閲覧。
  4. ^ a b “1分の1サイズのミニ四駆が走行、「デジタルツールほぼ使わずに完成」”. MONOist. p. 2. 2021年4月27日閲覧。
  5. ^ a b “ミニ四駆+人間が乗る=180km/hで疾走!? 【特大版エアロアバンテ 】|Motor-Fan[モーターファン]”. motor-fan.jp. 2021年4月27日閲覧。

外部リンク

  • 1/1 GIANT MINI 4WD PROJECT at the Wayback Machine (archived 2019年2月22)
  • 1/1 GIANT MINI 4WD PROJECT 『1/1 ミニ四駆 実車化プロジェクト』 - YouTube