ストリッパー物語

曖昧さ回避 この項目では、戯曲作品について説明しています。同名のコント(スケッチ・コメディ)作品については「ダウンタウンのごっつええ感じのコント#ストリッパー物語」をご覧ください。
ストリッパー物語
作者 つかこうへい
日本
言語 日本語
初出情報
初出 舞台公演
刊本情報
収録 つかこうへい戯曲シナリオ作品集2
出版元 白水社
出版年月日 1988年8月
初演情報
初演公開日 1975年4月
ポータル 文学 ポータル 舞台芸術
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ストリッパー物語』(ストリッパーものがたり)は、つかこうへいによる戯曲である。初演は1975年[1]2018年には同作を原作としたラジオドラマが放送された。

あらすじ

昭和末期。ストリッパー明美と、そのヒモシゲ。二人のもとに、幼いころにシゲと別れた実の娘・美智子が現れた。明美は、昔に流産で失った娘と面影を重ね、ニューヨークに留学すると言う美智子を応援する[2]

登場人物

明美
盛りを過ぎたストリッパー。若い頃に流産し、娘を亡くしている。
シゲ
明美と生活を共にするヒモ。明美からは乱暴に扱われても、ヒモの道に徹する。
美智子
ストリップ小屋に現れた女子高生で、小学1年生の時にシゲと別れた実の娘。留学の名目でニューヨークに渡り、ダンサーを目指す。
ストリップ小屋の支配人

書籍

  • つかこうへい戯曲シナリオ作品集 2(1988年8月、白水社、ISBN 4560034877)

小説

  • ストリッパー物語(1984年6月、角川書店、ISBN 9784048723787)
    • ストリッパー物語(1985年8月、角川文庫、ISBN 9784041422199)
  • 小説&戯曲 ストリッパー物語(2010年7月29日、トレンドシェア、ISBN 9784905090137)

ヒモのはなし

1981年に本作のシゲ(重)の一人語りの舞台『ヒモのはなし』が発表されている。

ラジオドラマ

オールナイトニッポン50周年、日本映画専門チャンネル開局20周年を記念し、2018年6月11日ニッポン放送ラジオドラマが放送された。かつてつかに師事した羽原大介がラジオドラマ向けに脚色。演出は日本映画放送の社長を務める杉田成道が担当している。杉田は本作が初のラジオドラマ演出となる[3]タップダンス監修は火口秀幸で、番組冒頭では神田松之丞が口上を行った[4]

通常はラジオの収録は1日で行われるが、構想5年、本読み3日、収録5日という異例のスケジュールで制作された。クライマックスシーンでは、舞台演劇さながらの演技をガンマイクで収録した[5]

収録に先立ち、演出の杉田とキャストの広末涼子筧利夫浅草ロック座を見学した[6]。杉田は、「本作は映像化するには際どいシーンがあり、あえぎ声もあるのでラジオに適しているのではないか」と述べている[3]

キャスト(ラジオドラマ)

[4]

脚注

  1. ^ “ストリッパー物語”. 北九州芸術劇場 (2013年8月). 2018年6月16日閲覧。
  2. ^ “ラジオドラマ「ストリッパー物語」2018年6月11日(月)よる8時~ニッポン放送にてオンエア”. Sankei Biz. (2018年5月25日). https://www.sankeibiz.jp/business/news/180525/prl1805251211067-n1.htm 2018年6月16日閲覧。 
  3. ^ a b “つかこうへいさん名作『ストリッパー物語』ラジオドラマ化 筧利夫、広末、すずら豪華キャスト集結”. オリコン. (2018年5月25日). https://www.oricon.co.jp/news/2111496/full/ 2018年6月16日閲覧。 
  4. ^ a b “ニッポン放送オールナイトニッポン50 周年 日本映画専門チャンネル開局20 周年 特別企画 ラジオドラマ『ストリッパー物語』”. ニッポン放送. 2018年6月16日閲覧。
  5. ^ “「ストリッパー物語」ラジオ劇が示した可能性”. 東洋経済オンライン. p. 2 (2018年6月13日). 2018年6月16日閲覧。
  6. ^ “広末涼子が『ストリッパー物語』で熱演「10代ではできなかった」”. マイナビニュース. (2018年5月25日). https://news.mynavi.jp/article/20180525-635988/ 2018年6月16日閲覧。 

外部リンク

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