ケタンジ・ブラウン・ジャクソン

ケタンジ・ブラウン・ジャクソン
Ketanji Brown Jackson
Photograph of circuit judge Ketanji Brown Jackson
(2022年)
アメリカ合衆国連邦最高裁判所陪席判事
現職
就任
2022年6月30日
任命者ジョー・バイデン
前任者スティーブン・ブライヤー
コロンビア特別区連邦控訴裁判所判事
任期
2021年6月17日 – 2022年6月30
任命者ジョー・バイデン
前任者メリック・ガーランド
コロンビア特別区合衆国地方裁判所判事
任期
2013年3月26日 – 2021年6月17日
任命者バラク・オバマ
前任者ヘンリー・H・ケネディJr.
後任者フローレンス・Y・パン
合衆国量刑委員会副議長
任期
2010年2月12日 – 2014年12月
任命者バラク・オバマ
前任者マイケル・E・ホロウィッツ
後任者チャールズ・ブレイヤー
個人情報
生誕Ketanji Onyika Brown
(1970-09-14) 1970年9月14日(53歳)
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国ワシントンD.C.
配偶者パトリック・ジャクソン (1996年 - )
子供2人
教育ハーバード大学 (BA, JD)
署名Cursive signature in ink

ケタンジ・ブラウン・ジャクソン(Ketanji Brown Jackson [kəˈtɑːndʒi]1970年9月14日 - )は、アメリカ合衆国法律家。2022年4月7日、同国で黒人女性初の最高裁判事[1]

来歴

ワシントンD.C.に生まれフロリダ州マイアミで育つ。ハーバード大学を優秀な成績で卒業(magna cum laude)。1992-1993年にTIME誌に勤め、その後、ハーバード大学ロースクールを優秀な成績で修了(cum laude)[2]。2022年現在、ワシントンD.Cの連邦控訴裁判所の判事を務める[3]。2022年2月25日、ジョー・バイデン大統領は退任予定のスティーブン・ブライヤー連邦最高裁判所判事の後任としてジャクソンを指名し、3月21日より上院司法委員会で行われた公聴会では共和党議員より左派的な政治思層を持っているという懸念や特定の犯罪に甘いのではという指摘を受けた[4]。4月7日に上院本会議にて人事案が賛成53、反対47票で承認され、初の黒人女性最高裁判事に就任することとなった[1]。バイデンは大統領期間中に黒人女性を最高裁判事に指名することを公約しており、それが果たされる結果となった[5]

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ a b “米上院、最高裁判事の人事案承認 黒人女性初「歴史的な瞬間」”. 時事ドットコム. 時事通信社. (2022年4月8日). https://web.archive.org/web/20220407203316/https://www.jiji.com/jc/article?k=2022040800207&g=int 2022年4月8日閲覧。 
  2. ^ https://www.whitehouse.gov/kbj/
  3. ^ “米連邦最高裁判事、初の黒人女性指名へ”. 産経新聞 (2022年2月26日). 2022年2月26日閲覧。
  4. ^ “米上院でジャクソン氏の指名承認公聴会始まる、最高裁初の黒人女性判事”. ロイター. (2022年3月22日). https://jp.reuters.com/article/usa-court-jackson-idJPKCN2LI26E 2022年4月8日閲覧。 
  5. ^ “米最高裁初の黒人女性判事、バイデン氏が指名”. AFP (2022年2月26日). 2022年2月26日閲覧。
 
  1. ジョン・ジェイ (1789–1795(英語版)判例(英語版))
  2. ジョン・ラトリッジ (1795(英語版)判例(英語版))
  3. オリバー・エルスワース (1796–1800(英語版)判例(英語版))
  4. ジョン・マーシャル (1801–1835(英語版)判例(英語版))
  5. ロジャー・B・トーニー (1836–1864(英語版)判例(英語版))
  6. サーモン・P・チェイス (1864–1873(英語版)判例(英語版))
  7. モリソン・ワイト(英語版) (1874–1888(英語版)判例(英語版))
  8. メルヴィル・フラー(英語版) (1888–1910(英語版)判例(英語版))
  9. エドワード・ダグラス・ホワイト (1910–1921(英語版)判例(英語版))
  10. ウィリアム・ハワード・タフト (1921–1930(英語版)判例(英語版))
  11. チャールズ・エヴァンズ・ヒューズ (1930–1941(英語版)判例(英語版))
  12. ハーラン・F・ストーン (1941–1946(英語版)判例(英語版))
  13. フレッド・M・ヴィンソン (1946–1953(英語版)判例(英語版))
  14. アール・ウォーレン (1953–1969(英語版)判例(英語版))
  15. ウォーレン・E・バーガー(英語版) (1969–1986(英語版)判例(英語版))
  16. ウィリアム・レンキスト (1986–2005(英語版)判例(英語版))
  17. ジョン・ロバーツ (2005–現職判例(英語版))
 
  1. J・ラトリッジ* (1790–1791)
  2. クッシング (1790–1810)
  3. ウィルソン (1789–1798)
  4. ブレア (1790–1795)
  5. アイアデル (1790–1799)
  6. T・ジョンソン (1792–1793)
  7. パターソン (1793–1806)
  8. S・チェイス (1796–1811)
  9. ワシントン(英語版) (1798–1829)
  10. ムーア(英語版) (1800–1804)
  11. W・ジョンソン(英語版) (1804–1834)
  12. リビングストン (1807–1823)
  13. トッド(英語版) (1807–1826)
  14. デュバル(英語版) (1811–1835)
  15. ストーリー(英語版) (1812–1845)
  16. トンプソン (1823–1843)
  17. トリンブル(英語版) (1826–1828)
  18. マクレーン (1829–1861)
  19. ボールドウィン(英語版) (1830–1844)
  20. ウェイン(英語版) (1835–1867)
  21. バーバー(英語版) (1836–1841)
  22. カトロン(英語版) (1837–1865)
  23. マッキンレー(英語版) (1838–1852)
  24. ダニエル(英語版) (1842–1860)
  25. ネルソン(英語版) (1845–1872)
  26. ウッドベリー (1845–1851)
  27. グリア(英語版) (1846–1870)
  28. カーティス(英語版) (1851–1857)
  29. キャンベル(英語版) (1853–1861)
  30. クリフォード (1858–1881)
  31. スウェイン(英語版) (1862–1881)
  32. ミラー(英語版) (1862–1890)
  33. デイヴィス(英語版) (1862–1877)
  34. フィールド(英語版) (1863–1897)
  35. ストロング(英語版) (1870–1880)
  36. ブラッドリー(英語版) (1870–1892)
  37. ハント(英語版) (1873–1882)
  38. J・M・ハーラン(英語版) (1877–1911)
  39. ウッズ(英語版) (1881–1887)
  40. マシューズ(英語版) (1881–1889)
  41. グレイ(英語版) (1882–1902)
  42. ブラッチフォード(英語版) (1882–1893)
  43. L・ラマー(英語版) (1888–1893)
  44. ブルーワー(英語版) (1890–1910)
  45. ブラウン(英語版) (1891–1906)
  46. シラス(英語版) (1892–1903)
  47. H・ジャクソン(英語版) (1893–1895)
  48. E・ホワイト* (1894–1910)
  49. ペッカム(英語版) (1896–1909)
  50. マッケナ(英語版) (1898–1925)
  51. ホームズ (1902–1932)
  52. デイ (1903–1922)
  53. ムーディ (1906–1910)
  54. ラートン(英語版) (1910–1914)
  55. ヒューズ* (1910–1916)
  56. ヴァン・ドヴァンター(英語版) (1911–1937)
  57. J・ラマー(英語版) (1911–1916)
  58. ピツニー(英語版) (1912–1922)
  59. マクレイノルズ(英語版) (1914–1941)
  60. ブランダイス (1916–1939)
  61. クラーク(英語版) (1916–1922)
  62. サザーランド(英語版) (1922–1938)
  63. バトラー(英語版) (1923–1939)
  64. サンフォード(英語版) (1923–1930)
  65. ストーン* (1925–1941)
  66. O・ロバーツ(英語版) (1930–1945)
  67. カードーゾ (1932–1938)
  68. ブラック (1937–1971)
  69. リード(英語版) (1938–1957)
  70. フランクファーター (1939–1962)
  71. ダグラス(英語版) (1939–1975)
  72. マーフィー(英語版) (1940–1949)
  73. バーンズ (1941–1942)
  74. R・ジャクソン (1941–1954)
  75. W・ラトリッジ(英語版) (1943–1949)
  76. バートン(英語版) (1945–1958)
  77. クラーク(英語版) (1949–1967)
  78. ミントン(英語版) (1949–1956)
  79. J・M・ハーラン2世(英語版) (1955–1971)
  80. ブレナン (1956–1990)
  81. ウィテカー(英語版) (1957–1962)
  82. スチュワート(英語版) (1958–1981)
  83. B・ホワイト (1962–1993)
  84. ゴールドバーグ(英語版) (1962–1965)
  85. フォータス(英語版) (1965–1969)
  86. T・マーシャル (1967–1991)
  87. ブラックマン (1970–1994)
  88. パウエル(英語版) (1972–1987)
  89. レンキスト* (1972–1986)
  90. スティーブンス (1975–2010)
  91. オコナー (1981–2006)
  92. スカリア (1986–2016)
  93. ケネディ (1988–2018)
  94. スーター (1990–2009)
  95. トーマス (1991–現職)
  96. ギンズバーグ (1993–2020)
  97. ブライヤー (1994–2022)
  98. アリート (2006–現職)
  99. ソトマイヨール (2009–現職)
  100. ケイガン (2010–現職)
  101. ゴーサッチ (2017–現職)
  102. カバノー (2018–現職)
  103. バレット (2020–現職)
  104. K・ジャクソン (2022–現職)
*首席判事も務めた人物