アキノノゲシ

アキノノゲシ
Lactuca indica var. laciniata
Lactuca indica var. laciniata(2006年10月8日撮影)
分類APG III
: 植物界 Plantae
: 被子植物門 Magnoliophyta
: 双子葉植物綱 Magnoliopsida
: キク目 Asterales
: キク科 Asteraceae
亜科 : タンポポ亜科 Cichorioideae
: タンポポ連 Cichorieae
亜連 : Lactucinae
: アキノノゲシ属 Lactuca
: アキノノゲシ L. indica
学名
Lactuca indica
L.[1]
シノニム

Lactuca indica var. laciniata
Lactuca indica var. laciniata f. indivisa
Pterocypsera indica
Pterocypsera laciniata

和名
アキノノゲシ(秋の野芥子、秋の野罌粟)、
ホソバアキノノゲシ
英名
indian lettuce

アキノノゲシ(秋の野芥子、秋の野罌粟、学名: Lactuca indica)は、キク科アキノノゲシ属一年草または二年草

和名は、に咲くノゲシ(ハルノノゲシ)に似て、に咲くことから付けられた[2][3]。乳草[3]、ウマゴヤシ[3]、ウサギグサ[3]などの別名がある。

特徴

高さ50~200cm[3]。大柄だが柔らかく、全体につやがない。はじめは根出葉ロゼット状に出すが、やがてをたて、花序を出す。

花期は8~12月。は淡い黄色、直径2cmほどで舌状花だけでできている。種子タンポポの綿毛を小さくしたような形をしている。

レタスと同じアキノノゲシ属で、や茎を切ると白い(乳液)が出ることから乳草の別名がある[3]

分布

東南アジア原産で、日本全土・朝鮮中国台湾・東南アジアに分布。稲作と共に日本へ渡って来た史前帰化植物[3]

日当りの良い場所に生える。

品種

アキノノゲシには葉に切れ込みがあるが、切れ込みのない細い葉を持つものは、ホソバアキノノゲシ(学名: Lactuca indica f. indivisa)という[2]

利用

食用となり、春先の若芽はサラダになる[3]。その後は苦みが強くなるため、塩茹でして水にさらし、おひたしや油いために用いる[3]

胸やけや皮膚病の民間薬に用いられたこともある[3]

脚注

  1. ^ 米倉浩司; 梶田忠 (2003-). “「BG Plants 和名−学名インデックス」(YList)”. 2012年6月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2011年11月14日閲覧。
  2. ^ a b 岩槻秀明『街でよく見かける雑草や野草がよーくわかる本 : handy & color illustrated book : 収録数550種超!』秀和システム、2006年、480頁。ISBN 4-7980-1485-0。 
  3. ^ a b c d e f g h i j “100回記念号”. 農業・食品産業技術総合研究機構. 2022年7月12日閲覧。

参考文献

  • 平野隆久写真『野に咲く花』林弥栄監修、山と溪谷社〈山溪ハンディ図鑑〉、1989年、112頁。ISBN 4-635-07001-8。 

関連項目

外部リンク

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