アイシン・エィ・ダブリュ

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(旧)アイシン・エィ・ダブリュ株式会社
AISIN AW Co.,Ltd
AISIN AW logo
種類 株式会社
市場情報 非上場
略称 アイシンAW、AW
本社所在地 日本の旗 日本
444-1192
愛知県安城市藤井町高根10番地
北緯34度54分12.8秒 東経137度4分17秒 / 北緯34.903556度 東経137.07139度 / 34.903556; 137.07139座標: 北緯34度54分12.8秒 東経137度4分17秒 / 北緯34.903556度 東経137.07139度 / 34.903556; 137.07139
設立 1969年昭和44年)5月15日
業種 輸送用機器
法人番号 7180301012587 ウィキデータを編集
代表者 代表取締役社長 尾﨑和久
資本金 264億円(2018年3月期)[1]
売上高 連結 1兆6212億円
単独 1兆3843億円
(2018年3月期)[1] [2]
営業利益 連結 1419億円(2018年3月期)[1]
経常利益 連結 1407億円(2018年3月期)[1]
純利益 連結 961億円(2018年3月期)[1]
従業員数 連結 34,916名、単独 19,890名
(2019年3月31日現在)[3]
決算期 3月
主要株主 アイシン精機 58.0%[4]
トヨタ自動車 41.98%[5]
主要子会社 アイシン・エィ・ダブリュ工業(株)など
外部リンク https://www.aisin-aw.co.jp/
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アイシン・エィ・ダブリュ株式会社: AISIN AW Co.,Ltd.、中:爱信AW株式会社)は、かつて存在したオートマチックトランスミッション(世界シェア1位)、カーナビゲーションシステム(世界シェア2位)などを開発、製造、販売する大手自動車部品メーカー。アイシングループ主要6社[6]の一つ。

社名である「エイ・ダブリュ」は、初代社名であった「アイシン・ワーナー」(Aishin Warner)の頭文字に由来し、合弁していたボルグワーナーとの提携が解消後もその名残として残していたものである。

アイシン精機の子会社であったが、アイシン精機単独と比較すると売上高はほぼ変わらず、経常利益額や従業員数は上回っていた。2021年4月にアイシン精機と経営統合を行い、現在のアイシンとなった。

概要

主力のオートマチックトランスミッション事業では世界初のFR車用8速の開発やFF用6速の製品化を行っている。シェアは世界1位。

またTHS(トヨタ・ハイブリッド・システム)をはじめ、自動車部品メーカーで唯一ハイブリッドシステムの製品化、販売を行っている。

もう一つの主力であるナビゲーションシステム事業では、ナビオートマチックトランスミッション協調システム、音声案内(ボイスナビゲーション)、オートリルート、交差点拡大表示等を開発している。また、2011年よりカーナビゲーションスマートフォンアプリ「ナビエリート」を販売している。

沿革

  • 1969年昭和44年)5月 - アイシン精機とアメリカの自動車部品メーカーボルグワーナー社との合弁会社、アイシン・ワーナー株式会社として設立。
  • 1983年(昭和58年)3月 - 愛知県刈谷市に子会社のサンワ工業株式会社(現・アイシン・エィ・ダブリュ工業)を設立。
  • 1988年(昭和63年)3月 - アイシン・エィ・ダブリュ株式会社に社名変更。
  • 2009年平成21年)
    • 5月 - ポルシェから「サプライヤーオブザイヤー2008」を受賞。最高位受賞は日本企業として初めて。
    • 6月 - 開発したホイールモータシステムを搭載したトヨタ自動車の「i-REAL」が中部国際空港で披露され、案内・警備用としての実証実験がスタートした。
  • 2012年(平成24年)12月 - 自動車用自動変速機(AT)の生産累計1億台を達成。1969年10月に、1号機となるFR3速AT「トヨグライド」(クラウン、センチュリー向け)の生産を開始して以来、43年3か月での達成。
  • 2014年(平成26年)12月 - タイ・チョンブリー県に自動変速機(AT)工場を建設し、2017年7月に稼働する事を発表。投資額は約100億円。年産能力は12万台。後輪駆動(FR)車用ATを生産し、トヨタ自動車の現地工場に供給する。全額出資子会社「AWタイランド」を2015年1月に設立し、工場を同県のヘマラート・イースタン・シーボードII工業団地に建設。土地面積は約21万平方メートル、建屋面積約3万平方メートル。従業員は300人ほどになる。
  • 2017年(平成29年)11月 - 岐阜県瑞浪市ソニー瑞浪跡地に子会社・エィ・ダブリュ瑞浪を設立。2018年11月に工場稼働開始[7]
  • 2018年(平成30年)- 中国の広州汽車集団浙江吉利控股集団とそれぞれ合弁会社を設立。2020年以降に広東省浙江省の工場で前輪駆動車用6速ATを40万台ずつ生産する予定[8]
  • 2019年(平成31年、令和元年)
    • 4月 - アイシン・エーアイ株式会社を経営統合。
    • 5月 - エィ・ダブリュ・ノースアメリカ株式会社、エィ・ダブリュ・テキサス株式会社を設立。
    • 9月 - トヨタ自動車およびLINEと「LINEカーナビ」を開発。
  • 2021年(令和3年)4月 - アイシン精機と経営統合し、株式会社アイシンとなった。

工場

岡崎工場
岡崎東工場
  • 本社(愛知県安城市
    • 本社敷地を分断する形で名鉄西尾線が貫通している。工場北東に南桜井駅があり、最寄り駅となっている。
  • 田原工場(愛知県田原市
  • 岡崎工場(愛知県岡崎市
  • 岡崎東工場(愛知県岡崎市)
  • 蒲郡工場(愛知県蒲郡市
  • 城山工場(愛知県西尾市
  • 吉良工場(愛知県西尾市)

その他

  • コーポレートスローガン「Driving Innovation」
  • 2013年10月15日、本社第2工場において爆発による火災が発生した[9][10]

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ a b c d e “平成30年3月期決算概要(連結)” (PDF) (2018年5月7日). 2019年5月2日閲覧。
  2. ^ “平成30年3月期決算概要(単独)” (PDF) (2018年5月7日). 2019年5月2日閲覧。
  3. ^ 会社概要 - 2019年3月31日
  4. ^ アイシン精機(株)2018年3月期 有価証券報告書
  5. ^ トヨタ自動車(株)2018年3月期 有価証券報告書
  6. ^ アイシングループ主要6社 | アイシン精機株式会社 公式企業サイト
  7. ^ エィ・ダブリュ瑞浪 県庁で立地協定締結 AT工場 /岐阜 毎日新聞 2017年11月23日、2018年1月7日閲覧。
  8. ^ “EVで不要なのに、なぜアイシンはATに900億円も投資するの?”. 日刊工業新聞 (2018年4月27日). 2019年1月4日閲覧。
  9. ^ 愛知の自動車部品工場で火災 安城、けが人なし - 共同通信、2013年10月16日
  10. ^ 弊社第2工場における集塵機の爆発事故について - 2013年10月16日

関連項目

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外部リンク

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